これはサギの話ではありません。
もちろん麻宮サキのことでもありません。
某大手PCメーカの修理受付、巨乳ギャル(死語)・皆藤愛子似(めざましテレビのお天気の愛ちゃんのことな、念のため)からのご相談です。
PC修理見積はおおよそ以下のような流れです。
- [客>メーカ] 修理見積依頼
- [メーカ] 見積もり作業
- [メーカ>客] 見積額提示
- [客>メーカ] 修理依頼または修理キャンセル
さて、3で提示される見積書は、『あとはサインするだけ』の書式で提供されます。
なので、修理依頼する場合はHDD消去などの承諾欄などにサインしてFAX/郵送すりゃいいだけです。
ところが。
この修理依頼を見積書とは似ても似つかない書式で投げてくる業者がいて困るというのです。では何が困るのか。
たとえば元の見積書にある見積書Noが抜けていたりするために元の情報を引き出すのに苦労します。え?依頼人名などで検索すればいいじゃないかって?だから言ってるでしょ『業者だ』って。大量に修理してるもんで、同じ業者名による検索は無意味でしょう。あるいは、HDD消去承諾欄が抜けていたりすると確認の電話を入れなければなりません。そうしてトータル3倍の手間がかかるというのです。
この、いやがらせとしか思えない所業に対してマネージャクラスの反応はこうです。
お客さんが出してきた修理依頼には黙って従うしかないんだよ。
お役所的というかなんというか。こんなハケンの女子にIMでちょっかいだすしか能のない連中の言うことであっても、従順に従うしかないんですな。
さていっぽう業者の側の担当者はこう思っているはずです。
”なんで受け取った見積をイチイチ別フォーマットで打ち込み直さなきゃいけないワケ?ったくウチのクソ総務ったらウザイったらウザイ。しかも、「あれがないこれがない」って問い合わせの電話来まくるしぃ。面倒ったらありゃしない。”そうすると上司は前任者から引き継いだ文言を数珠を片手に唱えるのです。
そりゃね~、ムカシあそこのメーカとはいろいろ揉めたらしいからね~。
なんでも見積書に書いてない支払い条件があったとかで、ウチで支払い条件を毎回明確に書くようなフォーマットを提供してやってるわけだ。あっちがそれをそのまま使って見積書を出せば済む話さ。
ウチみたいなちっこい所にあんなデッカイ会社が合わせてくれるわけないわな~ゲラゲラ。
このセクハラおやじの言っていることは9割方ウソ八百です。つまり、720ウソですな。仮に本当だとしても、そんなしょうもない過去のいきさつで現場が苦労しているなら自分が動いてなんとかすりゃいい話です。
どこまでいっても無駄ばっかりです。
でもしかたがありません。内需主導社会というのは無駄があればあるほどよいのです。GDPは増えます。
倍手間のかかる仕事は倍請求するだけのことでしょ。手間のかかる仕事を「手間をかけないでやれ」という指示を出すようなことは、不払い賃金の許されない今後の社会では許されません。