偽装請負問題的階層構造

偽装請負回避のための取り組みの中で世にも奇妙な風景を見かけたので報告します。

それは、*偽装*偽装請負とでもいうべき状況についてです。

ごく一般的に見られることですが、請負会社が自社の社員を請負先で常駐させる場合、こんなシバリがあります。

孫請負の人は社員のフリをしてください。

なんでそんなシバリがあるのか理由を聞いたことはありません。たぶん二重派遣禁止条項を請負における契約にも考えなしに適用しているだけのような気がします。
#だれか教えてちょんまげ

もし孫請けに出したらイカンというのでは、なんとも勝手な理由であり、下請保護法に違反しているような気さえします。だってそうでしょう。元請けはリスクゼロで増員を要請し、新たな社員を雇用するというリスクだけを下請に押し付けているわけですから。

そこで秘密保持契約やヒシュギメ契約でシバリを入れるわけです。

さて本題です。ようするに、ここでは第三の差別階級があることを示したわけです。階級を模式化すると以下のようになります。

元請けの正社員
—————–①
請負会社の正社員
—————–②
請負会社と請負契約しているごみためまん

偽装偽装請負社員とは、請負会社と請負契約しているごみためまんのような人間のことです。

これを派遣風に書くとこうなるわけです

正社員
—————–①
派遣社員
—————–②
派遣社員(派遣会社と請負契約している)

①の差別はよく語られますが、②はもっと厄介です。

で、昨今の偽装請負問題対策というウザイ状況がそれに拍車をかけています。

え?何のことか分からない?そうでしょうねぇ。私も最近気づきましたから・・・

ぶっちゃけて書きます。

偽装請負対策が必要な原因はコイツら偽装偽装請負の連中のセイらしい・・・
まったくウザイ連中だ。

これは、請負会社の正社員のツブヤキです。たぶん、後の図(派遣社員のパターン)でなら、そういう気持を持つのもわからんでもないです。

ですが実際には、前の図の状況なわけで、①より下は全部違法状態です。ここで違法というのは、請負のことをさすわけではなく、常駐請負という体裁で、口入れをおこなうことを指すわけです。

前にもかきましたが、常駐する時点で派遣業法違反でファイナルアンサーだと息巻いている一派があるらしいので、これからの大企業側の動きが楽しみです。どんな飛び道具がでるのやら。

老婆として心配すると、「偽装請負クリーン宣言」みたいなものを、「みんなで渡れば怖くない」式に発表したりすると、エライことになりそうです。リンナイの件もそうですが、マスゴミが血祭りを始める時、道理や理屈は通用しません。それはブログ炎上と同じように、ヒマ人のひまつぶしでしかないのですから。

特にここに書いたような第三階級の人間が多数実在しますから、クリーン宣言したって、スタート時点から有名無実なことは明らかなわけです。

とにかく新たな差別を前に、オノノキモモノキサンショノキな日々を送っております。