LEDの寿命が永いのは理解しましたが、別の要因でダメダメであるということを指摘しなければなりません。
(切れない電球のウソの続きです)
LED式の電光掲示板や、電車の行き先案内板などはすっかり日常の風景になりました。
ところが故障が多い!
タテ1列が点灯しない、横一列がチラチラしているなど。
ダイナミック点灯方式、で思い出せる人なら分かると思いますが、そういう故障の原因はドライブ回路が原因です。パワートランジスタ周辺の回路がショボイんですよね。
いいですか。ダイナミック点灯方式であれば、1秒間に数百回以上ON/OFFを繰り返します。しかも、オーバードライブ気味です。廃熱もヤバイと。となると、よほどきっちり設計して評価しないとまともに連続稼動なんかできません。
とくに廃熱について、"LEDは発熱しない"などとばかげた迷信がまかり通るような世の中です。まったく世も末です。
というわけで、せっかく理想環境では1000年モツLEDも、熱劣化で1000分の1。
そしてドライブ回路のMTBFが数ヶ月であるためユニット交換は半年に1回という情けない状況となっているのです。
これがかつて半導体を産業のコメとしていた国の実情です。