米国の公判のビデオ中継では常識なわけですが。
公判の中継では、数秒間のビデオバッファーをかませて、人手で顔をかくします。
え?何の話かわからないって?
いや、ですからね、プライバシー保護や、人権保護のためのモザイクや顔に黒線を入れるというのは、通常編集工程以後でないとできないわけです。
生放送だとちょっと難しい。
ですが、今日の画像認識技術の発展を考えると、人手はほとんどかからなくなりつつあります。
生中継での応用は誤作動のリスクがありますが、顔の自動認識は、従来どおりの編集作業においても省力化に役立つことは間違いないのです。
また、必要最低限でもっとも最小の面積にモザイクをかける技術の発展も大いに期待されています。
いまどきは、ロジクールの数千円のウェブカメラを買えば、人の顔に細工して相手に見せることがフツウにできる世界なのです。