あしもとをご確認ください。
99%の企業が内部統制対応に着手済み、トーマツが調査 - @IT
私はトー○ツにかぎらずこの手のマニュアルベースのコンサルビジネスをうさんくさいものだと考えています。
ちょっと前の話ですが、ある現場でISO14000の監査を受けるとかなんとかで、トー○ツの名刺を振りかざして偉そうに"指導"している風景に巻き込まれたことがあります。
曰く、
監査員に対しては問答集の通りに答えていただかないと監査は通りません。
原理原則を踏まえれば、XXさんの回答はISO14000に則っていますが、監査員がみな同じように考えてくれるとは限りませんので。
想定問答集の通り、一字一句間違えずに応対をしろというのです。
言い間違いのレベルなら監査員が”誘導”してくるとのことでした。
この時ごみためまんは、
それはもしかして、監査員が問答集から外れた応答に対して、自分の頭で考える能力または知識がないということではありませんか?
というように指摘しましたが、監査員はあからさまに不機嫌になり、顔を真っ赤にして否定していました。
結局そのマヌケなベンチャ会社では全社員が数十ページのマニュアル(トー○ツの資料の丸写し)を丸暗記していました。もちろん後日監査は無事通過したようです。
ISO14000つまり環境マネジメントの行動目標で代表的なものに、エコ製品の積極的な利用があります。例えば、プリンタ用紙やトイレットペーパなどに再生紙を用いる割合をXX%にする、というようなものです。あるいは電力使用量をXX%削減するというような。
使用量を毎週、毎月、毎年、カウントして、目標と実績の差を分析したり、締め切りの前には、社員に発破をかけたりするわけです。
マヌケなことったらありゃしないですね。
特に再生紙。eマークがついてる製品に高い金を払って、実際には再生紙なんて誤差程度しか含まれてなかったのが現実ですからね。
# 再生紙の方が高価であることに注意
電力使用量だって同じです。太陽電池パネルでも設置すりゃ効果があるのは分かりますが、省エネしたからってほんとうに環境負荷が低減できるんすかね。
なんというか、あれじゃごっこ遊びですよね。
再生紙を使うなら、トレーサビリティを念頭にして調べ上げる。電力なら、近所に売電事業所がないか調べる。
# 大きな工場があれば発電所が売電している場合があります
そういう考え方を遂行できる能力が環境マネジメントだと思うんですが。きっといまごろ
マニュアル通りに再生紙をチョイスしてたので、
我々のやってるいることには間違いがない
と胸を張っていることでしょう。もちろん彼らの頭の中には、ISO14000ブーム以降、ボルネオやフィリピンやあるいはアマゾンで大量に伐採された森林のことは一切ないわけです。そんなマニュアルに書いてないのでね。いやもちろん森林を伐採したからといって、環境に悪影響があるとは、申し上げませんがね。
結局、税理士と同じタカリ商売なんじゃないんですかね。いやトー○ツさんがそうだと断言するつもりはありませんが、コンサルと監査員が同じ会社というのはちょっとねぇ。たとえていうなら教習所の中に運転免許試験所があるようなものでしょう?
ちなみに、製紙会社が再生紙の名目でバージンパルプを輸入していたということは、それは違法に伐採されたものであるという疑いが強いです。もちろん最近羽振りのよい商社の連中は勝手知ったるなんとやらです。ちょっとあぶない商売ほどアガリは大きいのです。悪いことしてるやつほど良く眠るというわけですね。