医療費の抑制

税金からの持ち出しを抑えたいというわけです。

ごみため総研の試算では、健康保険証不正利用者および、悪徳医師による医療費の不正請求がそうとうの額に上っていることが分かってきました。

# 『試算』なのに『分かってきた』とはこれいかに。

最大で医療費全体の20%程度になるかもしれません。

ごみため所長は35%!!!嘯いていましたが、あながち当たっているかもしれません。

さて。各地方の医師会では、悪徳医師の存在を明確に意識していますが、古株だったり、重鎮だったり、古だぬきだったりするため、手が出せないでいます。刑事裁判で負けても、民事で示談なら医師会からの除名もないという。

これは弁護士会から除名される弁護士が異様に少ないのと同じ構造です。

不況になると健康保険組合の持ち出しが増えるのは、不正請求を資金源としている各種団体が多数存在することを匂わせます。

この話をすると、お役所は逆切れします。

年間いったいどれだけ多数のレセプトが発行されるかご存知なんですか?

1件1件調べられるわけが無いでしょう!

ワレワレは性善説に基づいて行政をやっているんです!

ちなみに、官報を20年間ほど遡って調べてみましたが、性善説に基づいて行政をとりおこなうベシなる記述は一切見つかりませんでした。このまま明治政府のものまで遡るのも面倒なので、誰か代わりに調べておいてください。

おそらくこの人は、年間何億本も出荷されるコカコーラの缶に、「ちゃんと全部コーラが入っているかどうか」を1本1本空けて調べていると主張する類のひとなんでしょうね。

#  ほっしゃん☆のウェットティシュ工場のネタみたいに

んなもんちょろっとサンプル調査すらいいだけのことで。適正なサンプル比率なんかどうでもよくて1件ずつ調査していって、予算使い切ったら終わりにするだけのこと。どうせ民間業者に委託するんですから。

実際、不正請求のための予算は執行されているわけですが、それ自体が不正に執行されているのが最大の問題かもしれません。みなさんグルですね。困ったものです。

とにかくまずは保険証に顔写真をつけたらどうでしょうか。それだけで小さな町何十個分かの予算が浮くと思いますよ。とにかくだまされたと思ってやってみることです。

ここまでは与太話です。

私の大嫌いな連合にもこんなページがあります。

医療費の「不正請求」を一掃しよう

http://www.jtuc-rengo.or.jp/kurashi/kokohen/fusei.html

・・・医療費のムダをなくすために自分たちでできることをやろうということで、97年11月から医療費「不正請求」一掃運動をしています。・・・

問題意識の低いみなさんは、どうして連合が不正請求を気にするか理解できないかもしれません。

健康保険組合というのは、会社と政府で折半運用なので、不正請求する阿呆が組合員にいると、会社の持ち出し分が増えてしまったり、掛け金が上がって、困るというわけです。この組合の組織自体もアヤシイわけなんですが、ロードークミアイのみなさんはそちらとはグルな場合も多いのでそこはツッコマナイほうがミノタウロス。

国民健康保険では、会社じゃなくて、地方自治体が主体なので、不正請求が多い自治体では、住民税が高止まりします。立派な病院がたくさんあるところも同様。

立派な病院が無駄に医療費を請求するのは不正請求にならないのも不思議な話しですが。

むすび:

医療費の不正請求は、最大で35%に上る。これの3割カットできるだけで10%抑えられる。毎年5%ずつ摘発していくだけで医療費の伸びは向こう7年間抑えられる。それができないのは厚生労働省が無能なのではなくてもはやひとつの産業として社会に蔓延しているため。

一人ひとりの犯罪者、例えば薬局の受付や、看護師、製薬会社の営業マン、ケンポクミアイの横領事務員、圧力団体職員などが得る利益は微々たる物なのです。ただその人数が、1000や1万ではなく、10万100万規模だというだけのことで。

1万円×100万人でいくらになるかご存知ですか?たった100億円です。医療費は年間何十兆円かかっています。そんなに病人いるわけないんです。子供が考えたって分かります。