自分の経験不足を自慢する

この医者は、恥知らずですね。

みんなのニュース:産婦人科で「モンスターハズバンド」急増 付き添いが暴力・暴言 – 毎日jp(毎日新聞)

 

病院にくる付き添いがトラブルを起こすのなんて、大昔から当たり前のようにあったことです。増えたというのなら、統計的な調査結果を見せて欲しいものです。

タダ単にスタッフの感想として

“増えた気がする”

だけでしょ。

 

病院だけでなくサービスを受ける側の問題点を指摘するのは、サービス提供側が問題追求を受けたときの自己防衛をしているだけのことだと、この人は知らないんでしょうか。

ケーススタディ:スーパーの売り上げ低下について

店長:最近、売り上げが下がった。パートの皆さん、何か気になることはありませんか。

パートA:(パートのBさんが仕事中にケータイメールしまくりでさぼってるからに決まってるジャン)

パートB:(パートのCさんのレジ打ち見れば、客が逃げるのは当然じゃん)

パートC:最近、怖いお客さんが多いんですよねぇ。クレーマーっていうんですかね。ああいうのがくるとほかのお客さんが怖がっちゃって減っちゃてるみたいな感じはありますよねぇ。テレビでもやってましたけど、最近クレーマーが増えてるらしいですよ。

根本問題は、根本原因をとことんしらべないことです。目先の問題に飛びついて、もぐら叩き対策をしたら、いかにも仕事をしたような気分にはなりますが、根本問題は隠蔽され、次のときには、”以前の取り組みではそんなことは問題にならなかったので、いまさら手をつけてもだめなんじゃないか?”というような悪影響をのこすだけなのです。

 

病院の医師や管理職は、いちど自分で病院にかかってみれば分かると思います。隣同士の病院でちょっと体の調子が悪いときに患者としていってみればわかります。詐病はまずいので。

現場で看護師や、受付、会計窓口の連中がどんなひどい対応をしているかすぐに分かると思いますよ。

隣の病院の対応のひどさはあなたの病院のひどさの鏡写しです。

患者がたくさん集まる評判の病院は、ネットにサクラ業者が多数書き込みしているか、投薬をじゃんじゃんしてくれる”やさしい先生”がいるだけのことです。

 

さてこの調査も、客に責任を押し付けているだけのようです。

・・・「小中学校での性教育の充実をはかり、出産に関することなど、性に関する基礎知識を子どものころから正しく教えることが必要なのでは」と提言した。・・・

逆に伺いますが、不特定多数の患者が訪れる病院の運営において、患者を怒らせないための言い回しや、所作動作について、きちんと現場に徹底させているんですか?

窓口で肩肘をついてあごで患者を誘導する、後ろを向いたまま返事をする。カルテや領収証を片手で投げつける。つり銭を高いところから落とす。お年寄りを引きずるように椅子から立たせる。

正しく教える必要があるのはまず職員側でしょう。毎日それをやって生業としている側と、不特定多数の患者とどちらが対策するべきかは、医大出てるインテリならいちいち説明しなくても分かりますよね?

 

最後にいつものグダグダを書いておきます。

トラブル対処は、誰にでも出来ます。問題が起こったときにどうするかは、誰にでも分かるのです。

火事が目の前でおきれば、逃げるか消すか以外にありません。ほかにあったら教えて欲しいものです。

しかし本当に求められるのは、火事が起きないようにすることです。つまりトラブル対策です。

火事が多いからといって、消火活動や避難訓練ばかり一所懸命するのは阿呆がやることだということです。

火事が多いのには原因があるのです。原因を調べて、取り除く。大人数をわずらわせることもないのです。

火事の原因は、タバコを吸う人がいるからだ!と喫煙習慣をやめるよう全国民に求めたり100円ライター不買運動を展開するのが、いかにマヌケなことか、こうやっていつもいつも説明しなければならないのが情けない限りです。

 

 

私が個人的に病院でもっとも気になるのは、受付や看護師が、いちいち、誰かに聞いてから返事したり行動をすることです。で、話が2転3転するわけです。右往左往させられた挙句わびも無く。最後には、こちらの”聞き方”が悪かったと、大声でいわれる始末。

お年寄りがそれで泣きそうになっているのを何度も見ました。

特に大病院はセクショナリズムの弊害がひどく、こまかいルールの見解の相違で、日常的に鞘当が行われています。ケンサの順番はこうだ、カルテの回し方がおかしい。先に医師のはんこが必要のはず。これはどこからもってきたんですか?診察券を受付機に通しましたから?