闇派遣を契約社員に切り替える理由とは。
労働局がどうとか、監督署がどうとか言い訳を並べて、請負契約を解消し、契約社員や期間社員として登用するのには理由があります。
それは、企業年金の掛け金を集めることです。
どうせ10年もすれば行方不明で連絡が取れなくなるような闇派遣の連中ですから、自分とこの企業年金に掛け金だけ納めさせて、支給しないつもりなのです。
なので口入屋は、契約社員に対して、厚生年金と企業年金は強制ですという、あいまいな説明をします。 就業規則に書いてあればなんでもアリだと思ってるんじゃないですかね。
企業年金の未払いなんて誰もチェックしませんから、やりたい放題です。それに30年後のことなんてどうでもいいです。掛け金残高があがればいいだけなので。
後で支払われることの無い年金掛け金は、実質賃金の切り下げです。口入屋による横領かもしれません。
私が子供のころからこの企業年金の問題は指摘されているわけですが、いまだに解決されていません。
労働者個人が持つべきは、年金手帳ではなく年金通帳です。どこの基金にいついくら払ったかを記録するだけです。積み立て分の残高表示がややこしいとか、将来受け取れる額は年々変化するとか、わけのわからない理由を並べ立てて、これを阻止してきた連中がいます。それが誰かは分かっています。
最近の社会保険庁タタキの白々しさにはもううんざりです。