ソフトウェア盗賊

ソフトウェアを生業にしている者なら、自分で自分の首を絞めることになります。

市場を寡占独占して法外な値段を付けているメーカが悪いというような主張はただの詭弁ではないでしょうか。

高級料亭で飯を食って、

たいして旨くないのにこの値段は高すぎる

と言ってクレームを付けて値切るのなら分かりますが、金を払わなければただの無銭飲食、つまり窃盗泥棒です。

先日も、誰もが名を知る社員が数千人もいるソフトウェア企業が、ソフトウェア権利団体の監査を恐れて、証拠隠滅しているのを通りすがりに見かけました。

というか、どこの現場でも2,3ヶ月居る間に1回くらいは、はそのような隠匿作業を目にします。

名目は、

けしからん社員がシェアウェアや、ライセンスのないソフトウェアを勝手にインストールして使いやがるので、会社としてはこれを厳しく取り締まる。

というようなものです。

そして先日も、MSDNサブスクリプションについての意味不明な説明が繰り返されていました。私は通りすがりなので聞き流しましたが、いずれ誰かが通報することになるでしょう。

さて、曰く、

ウチの部署ではMSDNのプロで契約しているから、プロに含まれるMS製XXXXならインストールして使ってもかまわないよ。

あるいは、

YYYさんのPCに入っているのをZZZクンが使うのはぜんぜんかまわない。ただし、XXXXのPPPPグレードのものはMSDNで使えないから、アンインストールしておいて。代わりにPPPじゃない方を入れればいいさ。

いろんな意味でMSの権利を侵害しているのは明らかです。

シェアウェアについても同じような状況です。一人一台のみにインストールが許される某有名シェアウェアについて、

俺は個人で10年前からライセンスを持ってるから、文句を言われる筋合いはない

と3人以上がほざいているのを見ました。

わたくしもソフトウェアライセンスについての専門家ではないので、実際のところどうなのかは知りませんが、まぁそういうことです。

1部署で数十万円、1フロアで百数十万円、全フロアで数百万円というところでしょうかね。

通報はBSAへどぞどぞ。(被害額の5%くらいもらえるんかな)

http://www.bsa.or.jp/index.html