中古パソコンを買ってみれば分かります。
OSにはWindows98が入っていて、アップグレードには対応予定なしです。
サポート情報のページは削除され、マニュアルのダウンロードもできません。
リカバリCDは付属品のみで、起動ディスクをなくしたらリカバリすらできません。
リカバリCD以外からのOSインストールは動作保障外どころか、サポート電話も門前払いです。
純正増設メモリは、中古本体価格よりも高く、サードパーティ製のメモリは、初期不良以外で修理・交換不能。
HDDの増設をしようと思うと、PATA-HDDは稀少品に成り下がっています。
SATA-PATA変換アダプタを見つけたとしても、BIOSがBig-Driveに対応しておらず、使い物になりません。
古いPCに軽いLinuxを入れれば充分使えるとアホなことをいう人がいます。Webサーバには使えるでしょうが、ファイルサーバとしては日本語ファイル名でトラブルを呼び込むだけのことで。
そもそもイマドキのデスクトップLinuxはクソ重くて古いPCではモッサリ過ぎて使い物になりません。
さらにその上でJVMを動かして、OpenOfficeを起動できたとして、まともに使える状態でしょうか。
マザボメーカーが何年もBIOSアップデータを提供し続けるのを見るまでもなく、PCメーカーの対応はあまりにもひど過ぎます。
そうやって、95年のブーム以来消費者をだまし続けてきたのですから、今になって消費者が逃げ始めてから慌ててももう遅いのです。
PCが売れないのは不況のせいでも、人口減少のせいでもありません。それは無責任にPCを売っていた人たち全員の責任です。
(2009.04.24追記)
中古PCにも正規の「ウィンドウズ XP」 マイクロソフト、安価で提供
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090424AT1D2405024042009.html
ヤマダ電機やソフマップなど中古PCを大規模に販売している9社が対象。この9社で年間159万台とされる国内中古PC市場の半分以上を占めるという。