揚水発電所が計画停電を回避するキーなのにね!
同じことができる超伝導フライホイールに、もっと注目が集まってもよいはずなのにね!
超電導電力貯蔵:新エネルギー:技術解説:よくわかる!技術解説:NEDO技術開発機構
・・・超電導応用による電力貯蔵には、SMES(Superconducting Magnetic Energy Storage)といわれる超電導電力貯蔵装置と、超電導軸受を適用したフライホイール電力貯蔵装置があります。
SMESは、超電導の電気抵抗がゼロという特性を活かして、電気を直接超電導コイルに磁気エネルギーとして貯蔵するものです。電気を直接貯蔵することで、高い貯蔵効率で大電力を素早く供給することができます。
超電導フライホイールは、超電導技術を応用した回転損失の少ない軸受で、はずみ車(フライホイール)を回転させ、電気エネルギーを運動エネルギーとして貯蔵するものです。
超伝導コイルによるものは、材料待ちなのです。
直近での本命は超巨大チョロQ、つまりはずみ車です。
NEDOが超電導蓄電システムを披露,100MW級の開発が目前に – 電子部品 – Tech-On!
超電導でフライ・ホイールを浮かせると,摩擦がほとんどなくなるため「1週間経ってもエネルギーは2%程度しか減らない」(NEDO 超電導・超高純度金属材料グループ 主査の前田貴雄氏)。その2%には,超電導状態を維持するための冷却装置に必要な電力が含まれるという。
F1では車載されてKERSとか呼ばれ、かっこよさげなのに、どうして注目されないのか。非常に残念です。
その言葉の響きから、てんぷらとアルミホイルのイメージがつきまとうのが原因かもしれません。
さて、長期間エネルギー保持しなくて良いフライホイールならすでに超弩級のものが存在します。
日本原子力研究開発機構において核融合試験装置JFT-2Mの一部として使われていた巨大発電機がその目的を終えて廃棄されることになりました。世界最大の発電能力を有する直流発電機としてギネスブックにも登録されており、その出力は51.3メガワット、エネルギーは210メガジュールにも及びます。
Japanには、ほかにも世界の研究者が垂涎するモンスターマスィーンが多数あるのです。
過去のフライホイール: