おはようございます!
苔田時雄(コケタトッキョ)です!
先日、日本貧乳放送協会を眺めておったところ、以下のようなニュースにひっかかりました。
その際、メーカーからは、出願した特許が認められるまでの審査期間を短かくすることで、新技術の製品化を支援するよう求めました。
これに対して茂木大臣は、特許の審査態勢を充実させるなど前向きに検討する考えを示しました。
ちょっとデジャビュを感じたのです。10年以上前ごみためまんがヒラリマンだったころ、特許検索システムのクソ加減にはみなウンザリしていたものです。申請はいわずもがなです。
# 弁理士ビジネスは儲かってしゃあない状態だったでしょう
そのご、急に政治家が特許審査の迅速化を喚きだした風景が記憶のかなたでぼんやり瞬いています。
今回は、ハードロック工業のシャチョーのクチを借りて、リトライ要求を発生させたようです。
なぜリトライ要求が必要だったかといえば、順調にe-TAXを立ち上げ、普及させてきた国税庁と違って、特許庁はグダグダプロジェクトが空中分解したからでしょう。
政府システム調達、失敗の本質 – 55億円無駄に、特許庁の失敗:ITpro
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NTTデータや日立製作所、東芝ソリューションが特許庁職員にタクシー券などの利益供与をしたことが明らかになったのだ。NTTデータ社員と特許庁の職員は逮捕された。A職員も入札前の情報を東芝ソリューションに提供していた事実が認められ、プロジェクトを再び離れた。NTTデータには6カ月の指名停止処分が下った。
2011年頃には、プロジェクトはほとんど「開店休業」となっていた。要員は500人に減った。プロジェクトの破綻は明らかだった。だが「開発中止」を認定・判断するプロセスがなかった。
苦肉の策として持ち出されたのが、贈収賄事件を機に2010年6月に発足した調査委員会だった。同委員会をベースとした技術検証委員会は2012年1月に「開発終了時期が見通せない」とする報告書を公開。この報告書を根拠に、枝野幸男経済産業大臣がプロジェクトの中止を表明した。
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# 枝野氏は、パラパラとGJがありますよね。事務屋に強いのかも。
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動機付けは簡単ですよ。税金なら,オンライン申請に特典を付ければよいだけです。「所得控除を20万円上積み」。登記関連なら手数料減免,優先処理。←絶対ムリでしょうけど。
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しかしそれでもほんの数年で簡単に普及するわけもありません。ETC然りです。いまはほんの少しの工夫と我慢が必要なのでしょう。
何事も我慢が必要ですが、甘い汁を吸うために「仕事をしているフリ」をするような連中は地獄に墜ちてもらわないと困りますね。
ちなみに特許検索ですが、今どきはサードパーティ?のサイトが多数あるようで、それなりに改善されているようです。
United States Patent and Trademark Office
ただ、日本は情報処理学会の電子図書館があのザマですから、期待するだけ無駄なのかもしれません。