ママ裸じゃイヤ(昔の海苔のCMから引用)
3枚くらいなら、PCI-E x16のソケットを3本備えたマザーを買ってくるのが早いわけですが。
出来合いのものがあるからといって世の中からDIYがなくなるわけではありませんね。
自分で家を建てようとする人、軽トラを改造してマイEVを作る人、机やテーブルはいわずもがな。
ここではPCI-E x16のスロットが1本しかないが、x1のスロットが余っているマザーボードを備えたPCを拡張する箱を作ってみます。
用意するもの:
・親PC
(以下拡張ボックス)
・PCケース
・電源(ATX用などケースに合うもの)
・PCI-E x1 x16変換基板 3枚
・ビデオカード
・USB3.0ケーブル(1.8m)
ビデオカードはピンキリですが、変換基板は3枚でも5000円かかりません。ケーブルも3本で2000円未満です。ケース、電源が流用できれば、1万円以内で済みます。
変換基板というのは、いろいろ出回っていますが、ごみためでは以下を買いました。
上記基板とともに、PCI-E x1のコネクタにぴったりの小基板が付属しており、そこからPCI-EのシグナルをUSB 3.0ケーブルで延長するのです。
上記基板は見た目はx16ですが、x1の速度でしかアクセスできないわけですね。
ただし、USBコネクタの横にあるSATA電源コネクタにより、x16コネクタには電源がしっかり供給されます。手元環境では70W+供給できました。
x1とx8,x16の違いはシグナルのレーン数だけでなく、電源ピンのセット数も異なるようですね。つまり、巷によくあるフラットケーブルだけでx1 x16変換するものは、ビデオカードのような電気食いには使えないということなのです。
類似品が多数あるので、ごみためまんがチョイスしたものはたまたま当たりだったのかもしれませんが、動作は安定しています。
# PCI-Eは多少通信がこけても勝手にリカバリしよるから、実際の所はわかりませんがね
また、送られてきた現物は、基板の裏にゴムシートが貼ってあり、いい具合でした。
こいつに付属のUSB3.0ケーブルは非常に短いため、別途A-AストレートのUSB3.0ケーブルが必要です。
クロスも売られているのですが、ストレートで動いたので、ストレートでよいようです。
差動信号を延長しているので、どっちでもよいピン配置になっている気がしないでもないですが。
(組み立て編へつづく)