こっちのほうが大問題。
騒ぎになっているザインタビューという映画ですが、なんとソニーの平井社長が直接、映画の内容に口を出したというとんでもない報道がなされています。
漏えいメールからの情報らしいので話半分ですが、その昔ナシオナルも傘下のメディア企業に同じようなことやって叩かれてませんでしたっけ?
「2014年7月:平井氏はそれまで米国でのビジネス活動に口出ししたことはなかったが、問題のシーンを望んでいないことが明らかとなった。SPEのマイケル・リントン氏がエイミ-・パスカル氏に送ったメールで、セス・ローゲン監督にその(=首が吹き飛ぶ:筆者注)シーンをカットさせるよう指示した。
公開中止の金正恩暗殺映画、ソニー平井社長の関与・承認が発覚 致命的な愚行 | ビジネスジャーナル
ただまぁお米の国も今では
映画は表現の自由で守られるべき
とかほざいてますけど、ほんの数十年前までは事実上の検閲が行われてましたよね。例えば以下の映画では、ヒッチコックが当局の不当な検閲に苛立っていた様子が、描かれています。
このメールの件が本当だとすると、例の処刑シーン映像流出を絡めて考えるべきということになります。
となると以下のシナリオが浮かび上がってきます。
平井社長の自主規制に反発した
一部の作り手側が
ハッキング被害を自作自演して
オリジナル(ディレクターズカット)映像を
流出させた
もちろんついでに平井社長のメールも
流出させた
稀有壮大なうっぷん晴らし
事件の前後で首を切られたスタッフとか居たら、ビンゴでしょうな。
ただしお米の国もしたたかなので、これを政治利用するとなると真相は闇の中です。
いずれにしてもソニーのさようならは続くのです。
そもそもそういう内部犯行説をにおわせる材料をざわざわ報道しているのも陰謀に見えなくもありません。なるほど陰謀説論者というのは、ネタに困らない良い仕事ですね。
個人的にはこれは北の報復ではなく、無配転落に対する報復とみていますが。