CFRPのアナ加工

ヘリカル穴あけサイクル

 

めずらしく加工技術の棚に目新しい本があったので、立ち読みしてみました。

どうやらCFRPにドリルで穴を明けると、断面に妙なクラックが発生したりするようです。

穴のフチが割れやすいのは、容易に想像できますが。

 

それでまぁ、ヘリカル加工の最適条件を洗い出していただいているようですので、安易にCFRPを採用してドリルで穴あけするたびにパーツをお釈迦にして毎日冷や汗の皆様は一読することをお勧めします。

高精度が不要なら別に気にすることはないのです。フチの割れも、ドリル穴をザグればいいだけのことです。ザグってもさらにバリバリ割れてバリだらけ(バリバリ伝説)になるのかもしれませんが、”高精度加工でなければ”誰も文句は言いません。

 

ミーリング系のマシンならヘリカル加工は出来て当たり前ですが、この本で示されているスパイラル穴あけマシンがないと、現場では使い物にならない気がします。

というか逆にスパイラルドリルツールがあれば、CFRPに現場合わせで穴あけ作業ができてしまうということになりますな。