どうにもひっかかる話

地味に元ネタを探す日々。

 

電磁気学について少し学んだ人ならご存知かと思います。

簡単に書けば、電流が磁場を生じ、磁場は電流を生じます。

真空の宇宙空間であっても同じです。

電磁波がどこまでも飛んでいく原理です。

で、そのことについて数年前、ある人が

まさにそのように

電磁波を減衰させず

伝えることができるごく小さい装置を

考えることができて・・・

それが無限に並んでいると考えれば・・・

というように説明しているのを見かけたのです。

「考えることができて」というのは、「そういうものを作ることができる」という意味ではなく、物理的にそういう装置を想定することができるというような意味だと、ごみためまんは当時理解しました。

即物的なインゲンなら、

作れもしないのに

原理だけ偉そうに説明しやがって

と批判するかもしれません。

しかし原理が説明できないものは作れません。必要性と充分性は別の話です。

さて先の話はつまり、

電磁波にとって

まるで真空の宇宙空間と同じふるまいをする

装置

のことです。そういう装置が原理的に実現可能であるということは即ち、電磁気学的な空間は代替可能ということなんですね。

繰り返しになりますが、この装置は電磁波にとって「見えない」存在であると同時に、電磁波を電磁波たらしめるものでもあります。

 

当時ごみためまんはあまり深く考えませんでした。

電磁気学的な空間が代替可能だからといって、何がうれしいのかと、即物的なインゲンは言うのかもしれません。

 

とにかくこの話の引用元、あるいは起源を探しています。

どうにもひっかかるのです。