ザンネ~ン!
数年前の冬の季節、ごみためまんが、
業務時間中ずっと
こんな超音波加湿器を
ロクに掃除もしないで
使っているから
オフィスで変なアレルギーが
はやるんですよ。
たぶんフィルタは
レジオネラ菌FULL状態でっせ。
と主張したら、正面切って反論するヤングがいました。
超音波加湿器の原理知らないんですか?
超音波で気化させるんですよ?
つまり純粋な水だけが飛び出すんですよ。
何を言っているんですか。
このヤングは現場では有力者なので、その場ではテキトーに話を合わせてお茶を濁しておきました。
ごみためまんはそれくらいのエアリーディングが可能なのです。
そのあとしばらく後にその現場からはサヨナラしたわけですが。
あてにならないウィッキーペディアにもこう書いてあるじゃないですか。
超音波式(英: Ultrasonic Humidifier)
・・・繁殖したレジオネラ菌などの雑菌による肺炎や熱性疾患が発生するなど、加湿器病の原因になるとして注意が喚起されている。新潟市で超音波加湿器を使用していた男性が2007年10月上旬にレジオネラ症で死亡した。この件について同市は同年11月21日、家庭用の超音波式加湿器が感染源の可能性が高いと発表した。・・・そのため、最近は大手メーカーではほとんど採用されていない。 この対策として浄水器などを通してカルキ成分を抜いたり、金属イオンや紫外線殺菌灯などを用いて雑菌の繁殖を抑える商品が登場してきている。花粉やインフルエンザも予防できる殺菌水を放出するタイプのものは病院やレストランなどの業務用として使用されている。
浄水フィルターでカバーするということは、定期的に殺菌洗浄がひつようということです。それは1か月に1回とかいうレベルで良いはずがなく、数日ごとに清掃、フィルタも定期的に殺菌/交換が必要でしょう。薬品の使用や煮沸が前提となるでしょう。
注意が必要なのは、おそらく2010年くらいまでの製品だと、製品説明自体が「超音波万歳!」になっていることです。当然、取扱説明書でも
本製品は超音波で水を気化させますので、
お手入れはほとんど不要です。
毎日水タンクをゆすぐ程度でOK
半年に1回、異物フィルターを掃除してください
などと(悪い意味で)いい加減なことが書いてあるかもしれません。
自称「そこそこのガッコウを出ている」困った似非技術者のみなさんが、こういう取説を盾に危険な主張を繰り返し、ニポーンのオフィスワーカーの健康が危険にさらされているわけです。
大変率直に言って、古い超音波加湿器は回収の必要があるのではないかとすら思えてきます。
冬になると白い粉がたまるデスク、あるいは変なカラ咳で苦しそうなヤングを見かけたら、加湿器を止めることをおススメします。
冬の職場はストーブの上の薬缶に限ります。もちろん空だき禁止です。
次回予告の都市伝説:
電子レンジでチンしたら、バイ菌は死ぬる。