どこの国でも同じです。
消耗品ビジネスは偉大です。文字通りの金のなる木を市場にばらまくんですからね。
さて、ジョブズさんは例のインタビューで、トナー頭の説明をしています。
意思決定のプロセスから
製造部門は排除される
そして会社は優れた製品を
作る意味を忘れるんだ
製品を生み出す感性や才能が
市場を独占するまでに
会社を成長させたのにね
製品の良し悪しを感じ取れない
経営陣によって
センスが鈍ってしまうんだ
ゼロックス社の研究者は
経営陣を”トナー頭”と
ゼロックスの研究所は近現代のオーパーツを多数生み出したわけですが、それを知らない人が見ると、この話も違って見えるのかもしれません。
***
スネークハンヅ:
このインタビュアーは「トナー」を知らなかったようです。
インタビュア:トナーの説明を
ジョブズ:コピー機に入れるものだよ
ジョブズ:業務用のコピー機に
セットするだろ
お気づきでしょうか。ジョブズの偉大さはこのしょうもない脱線にもきっちりと真正面から応えているところです。
普通のnerdなら、
え!?
トナーを知らないんですか?
そんな人には初めてあいましたよ
などと無駄口を叩いてしまうところでしょう。
ただまぁ、トナーというコトバを知っていても、その材質や製法を知る人は少ないですね。
ジョブズさんはそこまで知っているんじゃないですかね。
何しろ一度は世界一のレーザープリンタメーカーの地位を持ったAppleのシャチョサンですからね。