これは大人げないと思う。
カメラ2台+人感センサー+ベースユニット
37,000円ちょい
ドアの開閉センサも2個セットでこの値段
2個で6,764円
でまぁ、最小構成的なものはこれです。
屋外カメラとベースユニット
イチキュッパ!
これを玄関ドアの横につけて、呼び出しチャイムボタンがあれば、
4万も5万もする
ドアホンいらんがな
と誰しも思うと思います。しかしチャイムボタンはありません。
かつて松下電工と松下電器が電話とFAXを別々に作って売っていった間抜けな風景をほうふつとさせますな。
上記の「ホームネットワークシステム」の無線部分は無線ドアホンと同じDECT方式です。
DECTはCS放送の某チャネルへのテロ攻撃ですが、まぁそれはこの際忘れましょう。
で、大人げないポイントのまとめです。
・ドアホンと競合しつつ連携しないという大人げのなさ
・弱小アプライアンスメーカー皆殺しの価格設定(がんばれREVEX)
えげつな~。
さて、この手の安もんのCMOSカメラ(30万画素)+窓・ドアセンサー+WiFI/有線LAN親機をバンドルした、
2~3万円で買える
「ホームセキュリティ装置」
は、数年前から泥棒市場(アリパパ)でよく見かけるようになりました。もちろんスマホアプリは無料です。
パナソニックの「ホームネットワークシステム」がいずれドアホンと相互接続できるようになることを心から祈ります。
さて、最後に蛇足です。
「ホームセキュリティ」と銘打たない理由を邪推してみます。
比較的まともな警備会社の社員と話したことがあれば、このトリビアを知っていると思いますが、実は
機械警備を行う事業者は、
一定時間内に現地(機械警備対象の家や会社や工場)に
急行できる体制、人員、拠点を維持しなければならない
という恐ろしい規制があるのです。
セコムやALSOKのCMでおなじみのあの遠隔監視警備業務の新規参入障壁というわけです。
確かに、空き巣が入った時にセコムが
さーせん、今日は定休日なんで
とか言ったら困りますけど、問題は規制の具体的内容です。興味のある方は調べてみるとよいでしょう。
個人的に思うのは、
警備会社へ規制をかける前に
110通報時のケーサツの現地到着時間を何とかせぇよ
もしかすると、この手の「ホームネットワークシステム」を「ホームセキュリティシステム」と名付けて販売しようものなら、
記者発表の1週間後ぐらいに
役所に呼び出されて
難癖をつけられる
というような目にあうのではないかとにらんでいます。