さいきんやっと大野氏の原典をゲッツして読んでいる中、
某大日本トヨタ教団のエンジン組み立てラインでの様子を暴露した動画を見かけました。
トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして (日本語) 単行本 – 1978/5/1
教団の暴露本は多数あるので、私が知らなかっただけだと思います。
曰く、
知り合いに教団でエンジン組み立てをしている人間がいる。
エンジンの組み立て(ごみため注:おそらくシリンダブロックのこと?
)は、些細なミスがエンジン爆発などの致命的な不良を引き起こすらしい。だから、ねじひとつ床に落としただけで腕立て伏せの罰がある、そんな現場らしい。
組み立て確認後にエンジンに火入れ試験をする際には、防護シールドもなにもなしでエンジンの前に立たされるらしい。
それくらい、繊細な組み立てだという話だと思う。
知らんけど。
どんな精密部品も組み立ては繊細です。
ですが、ミスを罰で減らすことはできません。
そもそもミスはゼロにできません。ロボットだってAIだって誤り率があります。
ミスの流出を減らすことはできます。ダブルチェック、トリプルチェックです。
それでも半導体製造プロセスのように、「作ってみて、性能を検査しないと歩留まりが決まらない」という間抜けな例もあります。
これは観測限界に近いからですね。
シリンダブロックも同様です。蓋をしたら、中が見えません。
しかしふたの締め方で仕上がりが変わります。
いずれにしも、作業者に罰を与えるのがTPSだとは聞いていませんね?
おそらく教団のエンジン組み立てラインには、よからぬ因習がはびこっているのでしょう。
アキオ君は見て見ぬふりなのでしょうか。