もしもボックス2021:もしも(大容量)リチウムイオンバッテリー(の大量生産)がscamだったら?

まずは電池のエロい人の証言をご覧ください。

曰く

・・・You realize that the lithium ion battery did not come from the battery industry. The battery industry refused to evern manufacture the liehium ion battery.

ごみため超訳:
リチウムイオン電池が電池業界から産み出されたものでないことに目を向けるべきだ。電池業界はリチウムイオンバッテリーを製造することさえ拒否したのだ。

この後、かつてのソニーが携帯用2次電池を電池メーカーに作ってもらえなくて困った話が続きます。

(2021.01.27追記)

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00219/012600002/?n_cid=nbpnb_mled_mpu

吉野彰・旭化成名誉フェロー(以下、吉野氏):私が開発を始めた当時は色々な機器がポータブル化するという時代背景がありました。ですが、今みたいな携帯電話やスマートフォン、ラップトップパソコンといった具体的な用途、どんなマーケットがあるのかっていうのは、まだ誰も予測してなかった。

 そんな時に具体的なマーケットがあり、市場規模のあるものとして出てきたのが、85年発売のソニーの8ミリビデオカメラでした。商品化にあたって電池を小型軽量化する必要がありましたから。その後、ソニーさんは独自の規格開発を進めて、91年にリチウムイオン電池を商品化した。僕としては半分出し抜かれたというのもあるんだけども、現在のリチウムイオン電池が世の中に出たことはすごく意味がありました。

これは面白い証言ですね。ソニー側は「電池メーカーが相手してくれなくて自力で開発した」と触れ回るし、電池メーカー側は「ソニーが独自規格で出し抜いた」という。さてどちらが真実に近いのでしょうか?

(2021.01.27追記おわり)

これらはおそらく歴史的事実なのでしょう。

問題はその背後にある理由です。

電池業界の識者の方々がかんがえるリスクが何なのか、です。

かつてGalaxyバッテリーの発煙発火事故でサムスンはシャープの年間利益を超える損害を計上したそうです。

あれ、解決済みのような顔をしてみんなスマホ用バッテリーを作っていますが、もしかして事故発生時の対処予算を積んでたりしますか?

仕様書通りの故障率でバッテリーを安定して生産できない、ってことがすでに分かっていたりすると、怖い話だな、と思いました。

シール型の鉛蓄電池でも使い方を間違えて発生したガスで中毒死する事故が発生するものなので、リチウムイオン電池が特別危険なのかどうかは知りませんが、電池業界の人は、明確にスタンスを示すべきのような気がします。

儲からないのか、リスクとリターンが釣り合わないのか。