老年の主張:スキルのない偽技術者なんだからしようがない

ニッケーのキムキムがまた吠えています。

現代の「蟹工船」からの技術者解放を国策に、文系技術者の再教育も必須だぞ

例えばユーザー企業が人月単価120万~150万円で発注したものが、なぜ多重下請けの末端では単価40万円台にまで下落するのか。SIerをはじめ間に入った下請けITベンダーがピンハネしまくっているわけだ。しかも、「自主的に」長時間労働を強要されるという理不尽な状況に置かれることもざらにある。多重下請け構造は雇用の調整弁の役割を果たしており、不況になれば失業の憂き目に遭うのも下請け技術者だ。もちろん全てがそうではないが、ブラック系の下請けベンダーも相変わらず跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する。

多重ピンハネの口入屋企業からの紹介案件に頼る偽技術者の多くは、偽装請負の偽装技術者で、コードが書けないばかりか、日本語も怪しい連中が半数以上を占めます。

日本語の読み書きができなくてもよいと気づいた利口な口入屋の連中は日本語がカタコトの外国人をさらに安い単価で大量にねじ込んで荒稼ぎですね。

昔からプログラマー職などというのは、一部の普通の技術者が、でくの坊技術者をサポートして何とか支えていたのが現実です。

スーパーなハカー級が会社を作って、みずから人員を集めても、そういう人員構成になります。そういうものです。

そこでの生存戦略は、相対的にスキルの低い自称技術屋をどんどん追い出して、相対的にまともな技術者に交換し続けることだけです。

“ユーザ企業”が気づくべきなのは、それらの技術者に対して同じ単価を支払っていることのコスト効率の悪さです。

現場の技術者としては、無能な技術者を評価して追い出せばよいのですが、ユーザ企業は、発注先の口入屋を評価する仕組みが必要です。

口入屋は、総務や専務の口利きで、変更不可、で、再々委託先の口入屋だけを切り替えているような状況では改善は全く見られません。

 しかも、けしからんのがSIerである。彼らが直接対応するのは手配師業を務めるベンダー、つまり「パートナー企業」と呼ぶ2次請けのITベンダーだ。だから、多重下請けの末端でどんな悪行が横行していようと、蟹工船状態であろうと、見ぬふりを決め込む。しかも、プログラムもまともに書けないSIerの「なんちゃって」技術者の中には「俺たちが下請け技術者に仕事をつくってやっている」などと思い上がる連中もいる。だからこそ、手を動かせる下請け技術者は、大移動の波に乗ってもらいたいわけだ。

・「俺たちが下請け技術者に仕事をつくってやっている」などと思い上がる連中もいる。

ここは事実誤認がありますね。「連中もいる」ではなく、「そんな連中ばかり」が実態ではないでしょうか。

ピンハネが相対的に多く、中抜き口入屋の段数が多いほど、技術者の手取りはすくないわけですが、たくさんもらってる方が生活が安定し、スキルアップの余力も大きいのは自明です。ユーザ企業から見れば、”はらった人月代金のうち、いくらかをつかって技術書を買って読んでくれる”そんな技術者を使役できるというわけです。

ユーザ企業のコスト効率の計算方法を改めれば簡単に改善できますね。

スキルの判定には、Pruralのスキル判定問題でも使えばよいのです。もちろん英語で出題されますが、あの程度の英語を読めない技術者のスキルは”推して知るべし”ということです。