事前に準備したらハッカソンじゃなくない?

以前クラウドソーシングで食べてた時期があります。
その頃、ちょっとしたIOT装置の急ぎの仕事の募集が、出ていました。
内容はIOTでも何でもなくて、ただのエレメカでした。
説明のために例えばそれを「Tシャツ折りたたみ装置」としましょう。

しばらく後に、とあるメディアのハッカソンでESGだかなんだかの課題解決手段の一つとして「現場で考え出された」ものが、Tシャツ折りたたみ装置だったんですね。

今は亡きランドロイドが話題になっていたり、ライフハックがパンピーに広まっていた時期だったりしたので、たまたまかもしれません。

真相を知っているのはあの仕事の募集をした人だけのような気がします。

その後ハッカソンに対しては色眼鏡をかけて見るようになってしまいました。後ろ向きですね。

ハッカソンで作るような折りたたみ装置は簡単なシーケンス制御ですが、IT系のソフト屋さんは、シーケンス書けないですよね。
物理デバイスの制御に異様に弱いです。
LEDチカチカで大騒ぎなので。

シーケンス制御屋さんはたくさんいるのですがIT系との断絶が酷いです。

研究、開発、設計、生産技術、と分業が行き過ぎただけでなく、研究は院卒、開発設計は大卒、生産技術は高専卒、と人の採用まで分離してしまったのが問題のような気がします。
制御理論は研究所しかしらず、シーケンス制御は生産技術しか知らず、製品開発では仕様書まで丸投げパートナー企業の「名ばかりエンジニア」が書いて、コードは通りすがりの偽装請負が担当、それで競争力のある製品ができるとはとても思えません。

少し脱線が過ぎました。今日はこの辺で。