シロウトワークス:電子帳簿時代に締め日の意味ある?

請求書の締め日

そろそろ確定申告で帳簿の電子保存がデフォルトになります。24年くらいからですね。

そこで考えるのが、請求書の締め日の意味不明さです。

締め日を知らなくても商売は回せる

先日、ソースネクストの会長の話をナマで聞いたと書きましたが、そこでも、

創業当時、複合機のリース契約の信用調査に来た調査員にいろいろ質問攻めにされて、自分が締め日を知らずにビジネスを回していたことを自覚した

という小ネタが披露されていました。

ごみための理解は、締め日なんかなくても仕事は回せることの裏返しと理解しました。

もちろん、ねじくぎ、ジャガイモきゅうりの仕入れ代金を1個ずつ請求書にして発行していたら問屋や仲買人がブチぎれするかもしれません。しかし、パッケージソフトの販売ではおそらくバルクで仕入れて、あとは小売りですから。

月に1回仕入れるだけの商売で締め日を決める意味は何ですか?せいぜいキャッシュフロー管理でしくじって資金がショートしないかチェックするタイミングを決めるくらいの効能しかないのではないですか?

締め日の弊害

零細経営者や起業家が理解できない謎のルールをやまほど導入する経理担当者が入り込んで、かえって仕事が回しにくくなるだけの場合もある気がします。

まとめ

商習慣とは恐ろしいものです。

あなたが個人商店で、個人客に米や酒を売って、代金の回収が翌月だったら?手元に余裕の資金がなければ実現できないようにみえますよね。

仕入れでは逆の立場で、仕入れた商品を先に手に入れて、支払いは翌月ですから、手元に余裕の資金は不要ということになります。

その関係が鎖のように連なって「締め日で締めて、翌月請求」という商習慣があるわけです。

サブスクリプション契約の支払日なら理解できなくもないですが、仕入れでそんなことやる必要ありますか?いまどきDBで取引先ごとの請求額は瞬時に把握できるわけですから。

逆に締めて請求するばあい、漏れや重複が頻発して、そのつじつま合わせに奔走するのが常態化しているのが経理さんの「締め日と月末は忙しい」原因ですよね。

あれ、ほんとうに意味があるんですかね。

フィンテックでブロックチェーンとかわめいている人たちに一度聞いてみたいです。

フィンテックで、締め日のない世界になるんですか?

ならないのなら、それのどこが便利なんですか?

ややこしい締め日がなければ経理の仕事の複雑さを減らせるんじゃないですか?

というわけでこれからボッキーを勉強しなおして出直してきます。

参考:

請求書の締め日と支払日、支払い条件はどう決める? – 経理お役立ち情報 – 弥生株式会社【公式】 (yayoi-kk.co.jp)