不定期ウィークリィFYI:「これを全銀システムの障害と呼ぶのはミスリード」がミスリード

20230316_basicpolicy_8Z.pdf (zengin-net.jp)

↑この辺の資料を見る限りでは。

ごみためも門外漢ですが、巷で「中継サーバーの障害を全銀システムの障害と誤認している人が大杉漢方」とわめいている人がいたので、ちょっと資料を眺めてみました。

中継コンピュータ(RC)をRC17からRC23に置き換える作業が進行中という認識です。

以下の図を見ると、RC17では各金融機関(銀行)に設置していたのが、RC23では全銀センターに設置することになっているように見えます。

今回障害の影響を受けている金融機関はこのRCの移行をおこなったところだけ(かつ負荷が高い?)という風に見えます。ごみため的にはこれで「なんで影響範囲が全銀行じゃないんだ?」という疑問が解けてすっきりしました。

RC23の本体は全銀センターにあるわけですから、これをもって「全銀システムの障害」と呼んでもなんら差支えないと思います。

まさかとは思いますが、あるシステム乙を構成するサーバーが例えばクラウド上にあって、バグで障害が発生したら「システム乙の障害」ではなく「クラウドで障害」って言うべきなんですかね?それはとんでもない責任転嫁ですよ。

障害の根本原因がクラウド側にあっても、システム障害をおこしてユーザーに不便をかけたのはシステム乙でしょう?

あと、推測ですが金融機関はRC本体の中身は触れないんじゃないですかね?文字通り指をくわえている状態?

中継サーバー/中継コンピューター/RCのpros/consは以下のように分析されています。

専用線がカスタムプランでかつ、ハードウェアも専用ボード、専用コネクター、特注ケーブルなんでしょうかね。

と、復帰発表のニュースを聞いてから投稿する、と。