2024年の実績値を元に試算します。
訪日外客数(2024年12月および年間推計値)|報道発表|JNTO(日本政府観光局)
2024年計:36,869,900人
3700万人/年とします。
次に平均滞在日数を調べます。
インバウンド消費動向調査2024年暦年(速報)及び10-12月期(1次速報)の結果について | 2025年 | 報道発表 | 観光庁


この辺から数字を拾って、約7泊/人とわかります。
つまりインバウンド人は、年間に延べ3700万x7=2億5900万泊している計算となります。
ここからは仮定が必要です。
インバウンド人は1泊あたり、何度白飯を食うのか。何合食うのか。
そもそも原住民である日本人は、何度白飯を食うのか。茶碗何杯食うのか。
面倒なのでどちらも、1日1回、同じ量の白飯を食う、と仮定します。だっておなじ人間だもの。
そうすると1回の食事で何合食うのか、どうでもよくなります。
ここから、インバウンドによって増加する/したであろう白飯の割合が計算できます。
インバウンド人による増加分:
3700万人x7泊x1回=2億5900万回の食事
原住民(旧日本人)がもともと食べる分:
1億2600万人x365日x1回=459億9千万回の食事
増加割合:
2億5900万回÷459億9千万回≒ 0.56%
食われる白飯の量は1%も増えません。
なので最近はテレビなどでも
「インバウンド人のせいでコメが足らない」
という頭のおかしいことを言う人はほとんどいません。
小学生の算数の問題だからです。
技能研修性などの外国人が増えたせいだ!とわめきたい人は、上記と同じ計算をしてみてください。
ただし、1億2600万人の人口に定住外国人は含まれていると思うので時間のむだだと思いますけどね。
注意しなければならないのは流動性です。
ほとんどのコメは定期買い付けなどの契約で流通しており、スーパーなどで安売りされていたコメはそうではない残りの「わずかな流動性」のもと取引されている/いた分だと思われます。
だからいまのところ大手外食チェーンなどでコメ不足などと騒いでいないのでしょう。
問題はわずかな流動性しかない不自由な市場では全体ではたった1%の増減でも流動分に占める割あいは相対的に大きいのかもしれません。
ごみためでは堂島コメ平均で一儲けしている連中の影響の方が大きいような気がしないでもないです。
老年の主張:「堂島コメ平均」取引開始の影響はあったのか? – ごみため(ー日ー膳!)マイナス
いずれにしても、流通価格はどうでもよいので、農家からの買い取り価格を上げたってください。
中抜き連中は干上がればよいです。