品質が良いから?故障が少ないから?
どれも過去の話です。今現在の理由はブランドイメージと利ざやです。
ブランドイメージが高ければ、同じ性能・品質のものでも割高の値段を付けることが出来ます。
価格が、品質性能をそのまま現しているわけではない典型的な例です。
ブランドイメージと消費者の肌感覚、「実際に乗ってみるとしょっちゅう故障するなぁ」には時差があります。
なので今現在の流通している日本車の品質がブランドイメージ分の割高分よりも高ければ今後もブランドイメージは高止まりします。逆ならブランドイメージが下がってきます。
日本車の評判について、現地自動車ディーラーの言葉を鵜呑みにしてはいけません。彼らは、利ざやの大きい日本車を売りたがっています。売れ筋と売り筋は違うのです。
なので、中古車販売店へインタビューして得られた反応は、現地市場での日本車の評価とはかけはなれていることでしょう。
まもなく、『高いだけでたいしたことない』悪評との闘いになるということです。
(2011.06.03追記)
まじめな記事を見つけました。
80年代に中国へ進出した日本メーカーの功罪
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20110531/192256/
30年前の日本の「廃車」なるものが、中国市場にさがっていくことに抵抗を感じずにはいられなかった。
あちら側からの視点なわけですが、そりゃそうだろうという気がします。そういうのが克日のモチベーションになるわけでしょうけど。