その矛でその盾を突いたら、どないなる?
世の中には、絶妙なバランスで成り立っているものがたくさんあります。
例えば、こんな要求を満たさなければいけないもの。
– 確実に書き込めて、
– 内容が消えない
例えば、デジカメの写真は、シャッターを押したら確実にメモリカードに保存されなければなりませんが、それまでに撮影した写真のデータを破壊するようなことはあってはなりません。
で、ベストエフォートなものつくりでは、
そんなものはOSやファイルシステムの責任であり、アプリではどうしようもない。書き込みバッファをフラッシュへフラッシュするくらいしか。
となります。
2重3重バッテリバックアップのSRAMを使おうが、何をしようがこの問題はどこまでもついてきます。
それなりに枯れた方法論は存在すると思いますが、そもそも矛盾があるのです。
現代記録デバイスは、
書き込み=消去+書き込み
を基盤としているのですから。そこにはDBよりも高いACID的な評価の尺度が必要だと思われますが、DBより上の住人が過半数を占めてしまった今では誰も気にしていない様子です。