法律改正も必要ですな。
以前にも指摘しましたが、職場のトイレの数の下限は法律で決まっています。
2 男子用大便所の便房の数は、同時に就業する男子労働者60人以内ごとに1個以上とすること。
3 男子用小便所の箇所数は、同時に就業する男子労働者30人以内ごとに1個以上とすること。
4 女子用便所の便房の数は、同時に就業する女子労働者20人以内ごとに1個以上とすること。
お分かりでしょうか。男子用の個室の数は女子用のそれにくらべて三分の一しか設置されないのです。
しかるに一方、男子諸君の
座りション派
の勢いが止まりません。しかしながら座りション=座って小便、については慎重に考える必要があります。
・家庭の洋式トイレ化が進展したのが原因
・座りション派の勢力調査
家庭の洋式トイレ化は、賃貸住宅を少し回ればすぐに分かります。んが、地域差が大きいです。ちょろっと検索してみても、以下のような子供だましの調査結果しか見つかりませんでした。(2002年のもの)
おうちのトイレは・・・
洋式947人、和式93人
座りション派についてはもう少し新しい調査があります。(2010年)
男も座って女性もよろこぶ パナソニック ビューティ・トワレ W瞬間キャンペーン 温水洗浄便座 Panasonic
立って、座って、拮抗
若干恣意的な感じも受けますが、座りション派は増えているようです。
すなわち、労働安全衛生規則の第六百二十八条は、もはや時代遅れで実情とあっていないということになります。
労働安全衛生規則第三編 衛生基準第七章 清潔(第六百十九条―第六百二十八条)
座りション派が50%に達していると仮定すると、女子の便房数の半分つまり、
40人に1個
程度の設置が必要かと思われます。
ちなみに初老を行ったりきたり(© ウド鈴木)のごみためまんは、残尿の方が多い場合もある(© 明石家さんま)ため、かなり前から座りション派です。
りんくる: