ちなみにごみためまんはイルボンです。
ごみためまんがロングハウス(長屋)生まれであることは昔ここに書いた気がします。
同じ長屋に済州島(サイシュウトウ)出身の一世のハルモニ(おばあさん)が住んでいました。
生まれたばかりのごみためまんが、離乳食として苦い苦い玉ねぎの汁を飲まされるのを笑いながらも見守ってくれていたそうです。
イルボンはそんな苦いものを、なんで
ヤーコ(乳幼児の意味:オーサカン語)に
飲ませるか!?
ほれほれ苦いカオしとる(笑)
ほんとうにおばあさんの歳になってから、何十年かぶりに里帰りすることになり、すっかり体力がおちているおばちゃんを心配したごみための母は、
おばちゃん、
旅先では生水(ナマミズ)に気ぃつけや
とさとしましたが、当のおばちゃんは
何言うか!
ワシはチェジュ生まれぞ
チェジュのインゲンがっ
チェジュの水でハラ壊すものか!?
と出発前に強がっていたそうです。
◆◆◆
ずっと後になってから聞いた話では、おばちゃんは生まれ故郷で水当たりでひどい下痢になり、死にかけたそうです。(オーサカンの「死にかけ」は誇張表現であり、大抵命に別状はありません。)
いくら生まれ故郷への里帰りであっても、年老いて内蔵が弱っているか何十年ぶりだと、腸内フローラはすっかり様変わりしているので注意が必要ということでしょう。