若いころの孫氏とシャープの関係
電子辞書で新製品のシャープ、国産1号機メーカーの意地:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)
シャープにその後の電子辞書となる電子翻訳機のアイデアを持ち込んだ人物が、ソフトバンクグループを率いる孫正義会長兼社長だ。当時19歳だった孫氏は、シャープの副社長だった佐々木正氏にアイデアを持ち込んだ。
ポケトークとソンバンクの提携
最近見かけたニュースで、ポケトークとソンバンクが提携するという話がありました。
ポケトーク、ソフトバンクと提携で市場拡大 SB「1NCE」のIoT回線採用 – Impress Watch
ポケトークの分社化
ちなみにポケトークは、ソースネクストから分社化されています。
今年2月がAI通訳機「ポケトーク」事業を分社化する最適のタイミングだった理由とは? | ファイナンス思考 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
昭和のPCソフト流通を牛耳るソフトバンク
皆さんご存じのように、昔のPCソフトの流通はソフトバンクがシェアを握っていました。(全部握ったわけではない)
書籍の流通を日販などが寡占しているのと同じ状況です。
T-ZONE店頭でソフトを手売りしていた会長
で、ネタの宝庫のソースネクストの会長のナマ講演で、以下のような話が出ていました。
創業してからずっと通常の流通(問屋)を通さずに販売店に製品を直接出荷していた。
PCショップや家電量販店の店頭では自分で手売りした。
手売りは今もやっている。(会長自身が大阪では例えばヨドバシ梅田の店頭に立っているらしい)
アキバならLAOXとか、今はなくなったT-ZONEで、たくさん売った。
海外資本に買われる前のLAO~~X(らおおおっくす~♪と読む)とか、T-ZONEは懐かしかったですね。CSK資本になっていたのは知らなかった(忘れていただけかも、CSK嫌いなので、CSKフィルターがかかる)ですが。この辺の話はちょっと涙が出そうになりました。
モノを売る基本
電子翻訳機のプロトタイプを持ち込んでシャープの信用を得て、上新電機(阪神が優勝した今年に限ってCMがNMBという不運)と独占流通契約したソンバンク、そのソンバンクの存在を無視してパッケージソフトを店頭で手売りするソースネクスト社長。ある意味めちゃくちゃですよね。
いかにも昭和ですよね。
今の家電量販店とは大違いです。ノルマのために必死な契約社員と、目が魚のように死んでいるベテラン社員の「メーカーからの応援」要員ばかりの店頭。
ソンバンクとの提携でポケトークがどうなるか、はてはソースネクストにどういう影響があるかは知りませんが、見届けたいと思います。
個人的には、ソンバンクが翻訳機と提携、というニュースだけでご飯3杯いけました。