実績を発表しないんだから自浄作用なんか沸いてこない
なんだか知りませんが,耐震が騒ぎになってますね。
よく分からないのですが,ちょっと大き目の自身のたびに自治体は被害調査してますよね?
全半壊だけでなくて,雨漏りやら壁のキズやら些細なことまで調べていると思ってたんですが,違いますか?
その時に,
- いつ建てたか
- 誰が建てたか
- 誰が検査したか(建てた後の検査)
を記録してますよね。それを公開するだけで業界に自浄作用が働きまくりますけど?
あとは,マンションの管理組合とマンションの販売/保守会社との係争について情報公開しまくればいいだけでしょう?
裁判まで行かずに調停でごまかさせようとする司法が悪の権化だと思いますけど?
裁判記録は公開されますけど,調停内容はねぇ・・・?
阪神淡路の大震災の後も,「崩壊しなかった建物」の建設会社はCMでアピールしてましたけど,バタバタ倒れたビルの関係者は公開されませんでしたよね。地元じゃみんな知ってる話ですけど。週刊誌でもたたかれてましたけどね。
ていうか,高速道路が崩壊して2号線を塞いだのだって,橋脚の設計上の強度不足じゃなくて,施工上の問題が主要因じゃなかったんでしたっけ?橋脚のコンクリの中に空き缶とか入ってたし,鉄筋は溶接してなかったし。
そんなことを書いていて思い出しましたけど,震災後のJRだかJHの橋脚補強工事にからんで,「補強工事のときコンクリに穴をあけて鉄筋を切っちゃっていた」というマヌケな件がありましたよね。あれどうなりました?つい先日もどこかの公営住宅でエアコンダクト工事で鉄筋切っちゃってましたけどあれと同じですよね。
現場では鉄筋を切ってでも工事を進めるのが常態化していることはあきらかだと思いますけど?
なにしろ,「鉄筋コンクリートも楽に穴あけ」と謳い文句にしている工具があるんですからね。普通の小径のコンクリートドリルでは「鉄筋に接触しても引っ掛けない」という謳い文句になっています。つまりそれは「鉄筋を切っちゃダメ」という前提ですが,このリンク先の工具は鉄筋ごと切るための工具です。
逆に言えば,
- コンクリートに大口径の穴を明けつつ
- 鉄筋を切らない
なんていう工具があるんでしょうかね。大口径の穴を明けても鉄筋にブチ当たらないちゅうことはその時点で鉄筋不足な気もしますがね。
根本的な話として,
鉄筋コンクリートに大口径の穴をあけようとすること自体がマチガイでしょ?
バカじゃなかろうか。
さて,今回の騒ぎで構造計算すらできないのにも関わらず,1級建築士の資格が取れるということがバレちゃいましたね。
つまりですね,1級建築士であっても,建物の頑強性を計算することすらできない,逆に言えば頑強なキホン構造を設計できない人たちがふんぞり返って設計費を稼いでいるということです。
そんなコピペだけで設計してるフリをしているような連中には鉄槌が下って当然じゃないですか?そういう連中を利用している連中にも同じ鉄槌が下るでしょうがね。
だけど最初に書いたようなことをしなければまたすぐに再発します。
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