セクハラランドの作り方
セクハラし放題の職場を作るノウハウを最近知るきっかけがありました。
これも役得かもしれませんが、ヒラリマンや偽装請負員の立場では実践する機会がありませんね。残念でしたね!
さて、自らの社会的な地位を確保しつつ、常に新鮮な若い女性を対象にセクハラを繰り返すにはどうすればよいか。
それはローリスクハイリターンのセクハラ実践術です。
まず、あなたの会社や組織が、上から下までセクハラ三昧な雰囲気を醸し出しているのなら、これから書くノウハウは不要です。ただ、新米君はその雰囲気のつかみ方にピンと来ないでしょうからチェックリストを書いておきます。
・ダイナマイトボディな外国人モデルさんのお色気カレンダーが上役の席の周辺に飾ってある(2つ以上、社長室もの飾ってあればよりよい)
・風俗情報誌がデスクの上に散乱している。または休憩所に常備してある
・全員強制参加の社員旅行(泊まりあり)がある
・ときどき若い女性社員が突然会社を辞めることがある
まともな企業なら、社内に「セクハラホットライン」のようなものがあるか、あるいは労働組合の窓口などがあります。
ただし普段付き合いのない労組の窓口は避けたほうが身のためでしょう。一般の労組の連中は男尊女卑がデフォルトなので(活動風景に女性が出てこないので誰が見ても明らか)セクハラで相談に行ったら、それをネタにセクハラされたりする可能性があります。そもそも経営側と裏で情報共有してますから、結託して追い出されかねません。
おっと、これは被害者向け情報ではありませんでしたね。
もっとも堅いのは、自らセクハラホットラインの責任者に名乗り出ることです。そうすれば、セクハラ被害者が訴えることはできなくなるでしょう。これほど確実な方法はありません。
また、”セクハラ対策室”の長の地位を得れば、手下にもセクハラ三昧の甘い汁を吸わせ、「穏便に済ませるパターンづくり」「示談のための予算をゲット」など天国としか思えない環境を整備することすら可能です。
また、蟻地獄的なアトラクションも作れます。それは以下のようなものです。
・ターゲットを決める
・手下に命じて、ターゲットに対してセクハラまがいのことをさせる
・ターゲットがホットラインに相談にくる
・親身になって対応する(フリをする)信頼を得る
・しばらくしてから、食事などに誘う
・ターゲットはノコノコ罠にはまりに来る
・手篭めにする
決め台詞は、「キミがみずから望んで来たんだよ」「もう誰にも相談できないよ」です。当然のことながら、ターゲットには非正規社員を選んでください。
非正規社員の場合、自分の派遣会社などに相談に行くと、派遣先を変えてくれます。わざわざ派遣先企業へ出向いて
ウチの社員をよくも手篭めにしてくれたな!
なんてことやるバカはいません。それに、セクハラランドの王としては、次々と違う女性と楽しみたいものですよね?違いますか?どんどんチェンジしてくれる方が楽しみが増えるってもんです。
自分で書いていてヘドが出そうです。こんな、昔懐かしいザ・ハングマンのネタのような話が、現実に行われているというのですからオドロキです。もちろん一部推測もありますが、状況証拠的にはまさにここに書いたとおりのことが今現在も行われています。
文部省の「いじめ調査=いじめゼロ件」が話題になりましたが、私企業におけるセクハラ発生件数も同じようなものではないのでしょうかね。私はここ数年、根無し草のように働いていますのですっかり忘れていました。
もしセクハラランドの実態が明るみに出そうになったら企業がどう動くと思いますか?
本人からの申し出がない限り、わざわざ過去に遡って被害者に確認することはない。
被害者さんも何年も経ってからほじくりかえされても困るし、どうせ示談金なんてせいぜい数十万円です。(高級娼婦の相場ですかこりゃ。)それに今現在の周囲に過去のそういう話を知られるのが一番困るというわけです。
もし万が一、誰かが決死の覚悟で告発したって、だめなんです。被害者はアナタひとり。しかも大枚はたいて雇われた企業顧問弁護士と対決です。大企業相手なら一瞬くらいは地方紙に載るかもしれませんが、地方紙にとって地元企業は大事な広告主ですから、瞬殺されます。
なにをひとりでギャァギャァ騒いでいるんです?
まったく世も末です。(鼻を鳴らしながら肩をすくめる)
追伸その3(PS3):
こんなヒドイ会社にもセクハラ相談窓口はあるそうです。ただし、内線電話のみ。
つまり同僚社員や、セクハラの張本人の目の前で、就業時間内にセクハラの相談をしろというわけです。
いやはや会社名を書きたくて書きたくてしようがありませんが、やめておきます。知りたい人は、西日暮里の「Barごみため」で。
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