巷で叩き売られているSBC(シングルボードコンピュータ)を実験用PCとして立ち上げます。
ATX-AT電源変換ケーブルでもって余り物ATX電源で火入れです。
モニタはデスクトップ用のを拝借。
お約束のブート画面。クロック設定などは購入時のままです。
まだドライブ関係はつないでいません。ケーブルは用意してあります。
使用する材料は以下の通り。
部品 | 型式 | メーカ | 価格 | 購入先 |
SBC | PCA-6151 | アドバンテック | \1,970-. | 現品.com |
バックプレーン | MB-6(PC) | コンテック | \7,480-. | パソQ |
AT電源 | 適当なもの | − | − | − |
HDD,FDDなど | 適当なもの | − | − | − |
モニタ | 適当なもの | − | − | − |
・SBC
最近は、オンボードLAN付のPCA-6154Lなんかも出回っているようです。必要ならSBCだけあとで入れ替えればよいでしょう。
ハーフサイズのビスケットPCとか呼ばれる類のものですね。
最近のハイエンドではPICMG仕様(ISAとPCI両方の拡張スロットが使用できる)ものが多いです。
・バックプレーン
SBCはバックプレーンに挿してCPUボードとして動作することを想定されています。一般のPC用のマザーボードの空きISAスロットに挿しても動作しないでしょう。改造すれば動くのでしょうか。
バックプレーンを使用すれば電源との接続や、ISAボードの増設などもスマートに実施できます。また、充分なノイズ対策も施されていますので、安定した動作も手に入ります。
また、一般的には、SBCとバックプレーンは同じメーカ製の物を使用することが推奨されています。しかしコンテック以外のバックプレーンは個人ではなかなか入手しずらいのではないでしょうか。
・AT電源
PC用のものはATXばかりなので、変換ケーブルを利用することも検討が必要でしょう。
・その他
PC用のものを流用すればよいでしょう。
ただしおそらくHDDは8GB/32GBなどの制限が予想されます。IBM製の2.5インチドライブのように、みかけ容量を切り換えられるものや、WDCのように仮想的に大容量を扱えるドライブにすればよいのかもしれません。
個人的には、古いノートPCから外したドライブなどを変換ケースに入れて使うのがよろしいかと思います。
本格的にはコンテック製のシャーシ(ケース)に収めればFAでも使えるくらいしっかりしたものになります。
SBCをバックプレーンに挿した状態。
バックプレーンはこんな感じ。6スロットISA仕様でAT電源コネクタと端子台もついてます。