情報教育

学校における情報教育の実態等に関する調査結果については,報道で結構流れたので,ご覧になったシトも多いと思われます。

個人的には,情報教育なんてどうでも良いと考えています。呼び方が微妙に異なるだけで,もう耳にタコができる感じです。私がコンピュータを触りだした20年くらい前ですら,CAIという言葉がありました。

ネチケット?そんなこと教えるヒマがあるなら,子供同士で遊んでいてちょこっと2,3針縫う怪我をしただけで「告訴だ!マスコミに訴える!」とか騒ぐバカな親どもを再教育してくらはい。そういうのは昔ならちょっと裏の世界に関係するヒトのセリフです。ずぶの素人のくせにそんなことで吠えてもし,相手がそのスジの人の関係だったら,どうするつもりなんかと。

結局文部省は,この20年間,ぼさーっとしていただけです。ただし,CAI関連で,膨大な数の企業を太らせることには成功しています。天下り先を作るのには成功したということでしょうか。

パソコンの操作が全く出来ない教員が半分いるのも全然かまわないです。糞みたいなオトナ風の何かを量産しないのであれば,パソコンなんてできなくても結構。こんなものできたって,何の役にも立ちゃしませんよ。金のかかる便所の落書き風掲示板とか,消しゴムがいらない大学ノート程度のもんですから。
でもボランティアでパソコン操作のサポートに来ている主婦さんらにパソコン活用授業を丸投げして,その授業中に他の授業の準備や,経理処理をこなすのはいただけませんな。>埼玉県某市某小学校のセンセ方

私は,中学高校時代に授業中にZ80アセンブラプログラムを書いていて叱られましたよ。「内職はするな」とな。他の生徒は,国語の授業中に英語の課題をやったりして叱られていたわけで,私はもちろん「これは内職ではない」と主張してさらに叱られたような記憶があります。

子供に対しては,ドクターパソコン宮永センセイのお言葉「パソコンは習う〜より,慣れろ」の姿勢で良いと思います。ただし,例外として,
・マウス操作
・キーボード入力
・日本語入力
・ウィンドウ操作
・「名前を付けて保存」
くらいは教育機関の責任として教えてやれ。教えてやらずに「パソコン活用授業」とかほざいたら,しばくぞ。

実際問題,一般企業/官庁でもパソコンが使えている状態の人はかなり少ないです。みんな恥ずかしいから「誰でも使えて当然でしょ?」というスタンスです。しかしながら「使えている」という状態ではないです。

パソコンは業務や行政効率化にはあんまり役に立ってません。でも立っていないと公言するといろいろ問題があるので誰も言わないだけです。これはWindows95普及したて20世紀末に米国の大企業(航空会社関係)の大幹部が「Windowsが企業の生産性を下げている」と公言したために,911事件以降バタバタ潰されたというほろ苦い思い出を抱えているからかもしれません。

どうでも良いのです。生産性を上げるという念仏はただの念仏ですから。みんなで思い切って生産性を下げた方が,雇用も増えていい感じのはずです。それとも生産性が上がるとナニが嬉しいのかちゃんと説明できる人がいるなら,教えてチョンマゲ(略)なんならデスクワークの生産性や効率を客観的測定する具体的な方法を教えてみやがれ。