先日,銀行口座を窓口で開設するに当たり,運転免許証のコピーは取られましたが,顔写真は撮られませんでした。当たり前っちゃぁ当たり前なんですが。
しかしですよ。運転免許証の写真と実物の人物の顔が一致しているかどうかを確認するだけでは,あまり意味がないような気がするのです。もう少し具体的に言うと,残される記録が,
(・本人確認書類があるかどうか)
・確認書類の写し
・本人であるかどうか確認しました,という窓口の人のサイン
だけなんですよね。そもそも免許証ではなくて,写真が付いていない健康保険証が確認書類として使えてしまうので,写真は意味ないっすな。
モヤモヤするので,はやわかり本人確認法というやさしげな資料を見つけて読んでみました。
http://www.fsa.go.jp/honninkakunin/honninkakunin.html
当然のことながら,
・窓口に来た人が本人かどうかをどうやって確認するか
については書かれていません。
こんな法律ただのザルですよね。性別と年恰好だけ同じ人なら,いくらでもなりすませますやん。
これで一体どんな犯罪の抑止につながるというのでしょうか。
健康保険証が身分証明書になるというのなら,運転免許証に写真を付ける根拠がわからんすよね?
結局は健康保険証のウラ側に強力な根っこがあるのが問題なんでしょうな。保険証は,医療報酬の架空請求にも使えるし,赤の他人が加入してもいない健康保険を利用したりするのに便利なようですね。
・ありもしないベッドに架空の入院患者がいる。あるのはその架空の人物の健康保険証
健康保険証を作るには,戸籍が必要?じゃぁ出生届があればいいんでしょ?つまりこの手のウラ話は,肝心な所で医者さえいればなんとかなるわけですよ。問題はそれを誰もチェック&監視していないことでしょう。
そうして20年もすれば,架空の人物の戸籍は大人全般に使えるようになります。いくらでも使いまわしが効きますね。毎年量産すれば,どんどん架空の人は入れ替わります。40年もすれば,一番最初に戸籍を貸した人もいなくなって,証拠もなにも^^
その戸籍でばかでかい借金をしたり,そういうバカなことはしないわけです。こっそりと使う。ちょびっとずつ稼ぐ。そうすれば目立たず末永く活動できるわけです。
同じように医療関係の不正は,派手にやらずに地味にやるもんで,今はやりの架空請求みたいに尻尾が出てこないです。
例えば,都内のでかい病院で初診を受けて,数回通院するとかならず架空請求の振込み書が送付されてきます。「医療費の計算が間違っていました。○月×日診察分,不足額1525円」というわけです。で,不審に思って病院に電話するでしょ。するとこう言われる訳です。「それは△△△協会からの請求ですね?今お調べしました所,こちらの手違いのようで,お振込み頂かなくて構いません。」となります。そんな経験ありませんか?ご家族に聞いてみるのをオススメします。
電話せずに振り込んだらそのまんまです。1500円ばかしでギャァギャァ騒ぐ人はそうそういませんしね。何十万もだましとられて,泣き寝入りする人がワンサカいるんですから^^病院側の協力者は経理関係者ですね。病院の中の人も診て見ぬ振りです。
薄く広〜くやれば大丈夫。アトランダムに患者を選べばでかい病院なら目立ちません。なんてったって,毎日数百人もの初診患者が来るんですからね。初診というところがポイントです。ず〜っと通っている患者にそんなことしたら目立ちますよ。
たまに,借金でクビが回らなくなったバカ協力者が,頼まれもしないのに勝手に同じ手口を多用して,発覚するわけですが,病院の隠蔽体質のおかげで表には出てきやしません。この際にポイントとなるのが,「病院には被害が1銭もない」ということです。そんな中でも5年に1回くらい思い出したようにニュースに出るのはウラの報酬でもめた時に嵌められた人ですよね。
(このエントリの後半部分はフィクションです^^)
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