「想定の範囲内」を後出しジャンケンだと非難する連中
で書きましたが,
仮想メモリがある場合,それがいつページングされるか誰にも分かりません。ページングにかかる時間の最悪値はどうやって求めますか。ハードウェア構成が固
定であっても求められませんよ。その瞬間,二次記憶装置がスリープ状態だったら?ちょうど磁気テープがラックに格納された瞬間だったら?ハードディスクが
たまたまその瞬間代替セクタ処理をおっぱじめたら?
これに対して,
ページングやスワッピングを無効状態で動かしたらええだけやん
というツッコミが電波に乗って飛んできました。たぶんスカラー波です。横波でした。
こういう能天気さんがワンサカサッサ・ワンサカサッサ・イェ〜イ・イェ〜イイェイイェイbyレナウン,とおられるから世の中おかしくなるんですな。困ったものです。
ようするにこういうことでしょ?ページングやスワッピングが頻発する,例えばスラッシング状態を避ければいいんじゃないかと。じゃぁ,テメェが使ってる全てのソフトウェアコンポーネントが必要とする最大メモリ(つまり最悪値)を計算してみろってんだ。
これってさ〜サーバーなわけ。そんじゃそこらのPCとは違うのよねネ〜。当然メモリは8GB搭載。CPUも8個積んじゃってるのよ。スエヒロガリの八揃いなわけ。どうよ。
と自慢げに語ったとしても最悪値を算出していないなら,いずれ
毎時100mmまでの降雨には対応できたのですが,残念ながら今回は毎時125mmの降雨がありまして・・・
と苦しい言い訳をするしかない状況になるわけです。ここまで言ってもまだカミツク人がいて,
でもさ〜100mmまでしか対応しない設計なんだから,125mm降っちゃった時点で作り手の責任じゃなくなくない?
困ったものです。ごみためまん的には,
想定範囲を決めたら想定範囲外の事態の場合のシナリオを書いておく。
これが危機管理の本質だと思いますが。1時間当たり100mmを超える雨が降ったことは最悪1時間後には分かることです。そこから若干のタイムラグの後,想定できない事態が生じるわけです。
このタイムラグを生かして対策を定義できないなら,毎時何mmという基準を毎半時に変更すべきでしょう。
30分間で助けることができる命があるならそうすべきだ
いやいや話がいつのまにか危機管理にすりかわってしまってますな。ま,設計者単体なら,125mm降った時点で責任逃れしときゃいいんじゃないすか。
自作PCよろしく買ってきた部品を組み立てただけの連中に何を言っても無駄でしょうな。
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