ごみため昔話です。
昔のプログラマはバックスペースやデリートキーをほとんど押さなかったそうじゃ。なに?emacsのキーバインドが違うだけだろうって?バチが当たっても知らんぞなもし。
落ち着いて話を聞け。
1日に1万文字タイプするとする。バックスペースとデリートを9000回押すとする。残った文字は最大何文字になるか分かるかの?
1日に2000文字しかタイプできないのんびりさんがいる。バックスペースとデリートは1日に数回しか押さない。
最終的に誤字脱字が同じ程度しか残らないとして,どちらが優秀か分かるかね?
プログラマは考えることが仕事であってキーパンチは仕事では無いと言い切ることができる人がいったいどれだけいるでしょうか。
10万文字タイプする代わりに標準ライブラリの活かし方を考える。効率の良い仕事とは,「仕事をしないことと覚えたり」
さて,バックスペースを押さないキーパンチ技術を小ばかにする皆様。あなたもいつ特殊な実行環境用の実装担当者に抜擢されるかわかりませんよ。
例えば,組み込み系の開発。ハードウェアは一向に完成しないのに,ソフトウェアの実装スケジュールは開始前からズルズル遅れはじめています。ごみためまん的には「そんなのガイオかどっかでシステムシミュレータでも買ってくりゃいいだけじゃん」と思うのですが,世の中には変な「自称」技術者様がたくさんいらっしゃるものです。
挙句の果てに「コードレビュー」つまり書いたコードを全く動作させずに,複数人でレビューして,ハードウェア完成前に不具合を搾り出そうというのです。
20世紀中ごろの汎用機スペシャリストの世界ですな。数万枚のパンチカードのうち1枚もバグなしとかいう。
テクノロジを嫌う技術者紛いのなんと多いことか。