マイルストンごとに不具合摘出率をレビューする。ご立派なことです。
製造工程1,000行あたり、X件の目標。
さて不具合というのは、同じ原因から複数報告されることも多いわけです。
また、製造工程でなくて試験工程の不備で誤って不具合として報告されるものもあるわけです。
それを全部いっしょくたにして摘出率が高いだの低いだの言ってる人を見かけました。
元請けから「不具合件数を製造行数当たり件数に換算して」と言われたままやってるだけの人たちなんで放置することにしました。
常連さん方も、ものさしについてちゃんと説明した方がよいと思いますよ。仕事や作業の目的なんて一切聞く耳がない連中=管理者ですから。説明文書なんて目を通しませんよ。
目を通させたとしても、中身を理解したり記憶するつもりなんて無いようですから意図は通りません。
まともな製造業では、報告された不具合件数はそのまま集計します。量産工場で生産設備に不備(ボイラーの温度設定が誤っていた、金型にキズが
付いていた、など)があって不良品をリョーサンしてしまった場合、不良品の個数はそのままカウントするしかないです。品質チェック間隔が100個だとし
て、不良数がそれ以内でラインを停めることができればそれでヨシでしょう。
製造業のマネっこの製造工程の不具合摘出率っていうのは、生産設備の不備に相当するわけです。それを不良数で評価してなんの意味があるんでしょうかね。
それでは生産設備の設計工程の評価であって、製造工程の評価になりゃしない。