洋菓子店雇われ店長の近況

”地元で評判の洋菓子やさん”

というのは結構どこにでもあります。

地方都市の洋菓子店の店長さん、最近日課が増えました。

いつもなら

  • 売上金を回収して
  • オーナーのもとへ

これに追加されたのが、

  • 「今日・もうすぐ」期限切れの食材を自宅に持ち帰る

恐れているのは、「内部告発」だそうです。

そんなことしたって、過去に遡ってそういう事実があれば、誰かが告発できるでしょう。

不二家が休みになって、他の洋菓子やさんは売上増らしいですよ。だったら季節外れの忙しさに特別ボーナスでも出してあげれば楽しい職場がなくなるような告発なんて誰も走らないと思うのですがねぇ。

食材の賞味期限というのは難しい問題ですよ。缶詰の桃の賞味期限は1年くらいでしょうが、瓶詰のワインは古ければ古いほど、良いそうです。

パック詰めの生卵の賞味期限は採卵日から2週間ほどですが、”直営農場”で採卵したら無期限です。産み落とし日がいつか、なんて誰にもわかりません。生卵で期限が来たらかたゆで卵にします。硬派な男は、多めの塩分で3,4日は充分持ちます。

魚介類や生鮮野菜は鮮度が命でしょうが、根菜類や牛肉は"加工開始"から消費されるまで数週間はザラです。特に牛肉は、色が悪くなったら挽肉向けになって、さらに1週間。

食通なら常識でしょうが、”腐る寸前が一番旨い”のです。それが証拠に、ハエのたかること!