マルチとベンチャ

おなじですよ。

社員の平均年齢が若いことを強調するバカな会社案内を時折見かけます。

平均年齢30.5才の若い会社です!

これが表現しているものの本質は何でしょうか。

繰り返しここで書いていますが、ごく少数の年寄り役員と若い平社員だけの会社の搾取の構造は明確です。

ほんとうに若者ばかりの会社も設立から10年も過ぎれば、離合集散をはじめます。若者ばかりの会社と無理やり合併して、先の年寄り+若者の構造を維持し続けます。

最近姥捨て山という言葉をよく耳にしますが、それと同じ事をあからさまに民間企業は行います。そうしないと利益を守れないからです。

ポイントは平均年齢が若い会社の搾取側に回るのが、もっとも”オイシイ”という点です。

さて、マルチがなくならない理由は、初期構成員が「儲けられる」からです。途中から入ると「搾取される側」になってしまいます。マルチに参加するなら、できるだけお早めに。

言い換えれば、自分でマルチを始めればほぼ確実に儲けることができます。だから撲滅できません。

ベンチャを作って、心行くまで儲けたらつぶすか、やめるか売り飛ばす。これが基本です。マルチと同じ。勝ち逃げのポイントは「儲からなくなる前にやめる」です。初期メンバといっしょに勝ち逃げを画策すれば、強力な協力者となります。これほど簡単なビジネスがほかにあるでしょうか。

そしてそんな簡単なビジネスでの成功体験をいけしゃぁしゃぁと宣伝している連中の如何に多いことか。