お米の国がしり込みしてるし
JTの売上高4兆円が一瞬にして蒸発するIFRSの憂鬱 – IFRS 国際会計基準フォーラム
・・・値札に書かれてある販売額がそのまま百貨店の売上高となる。こうした表示方法を、「総額表示」という。
・・・
百貨店はメーカーなどに軒先を貸している大家にすぎず、IFRSの考えかたからすれば、百貨店は「代理人」なのである。
会計については明るくないのですが、ようするに、
中抜きだけするやつは
中抜き分だけしか売り上げ計上できない
ってことなんですかね。
・・・全売上高に占める割合35.3%が(場所代部分を除いて)IFRSが導入された時期に一瞬にして吹き飛ぶことになるのだ。
そうなったら、みせかけの売り上げ高で水ぶくれしているのを正せると思うので、良いことだと思うのですが、「場所代=商品代金」に引き上げてしまえばいくらでも偽装できますよね。実際そういうことをやってる業界もあるような気がします。
さて、ごみためではこのIFRSの影響が人材糞ブローカーにダミジを与えることを大いに期待しています。というのは、
おサンプル:
月単価100万円で受注した仕事を
月額報酬85万円の偽装請負業者(個人)に委託する
というようなセコイ商売にもかかわらず、
売り上げ100万円
経費92万円(外注費85万円)
利益8万円
てな感じで計上して胸を貼っている羊頭狗肉な連中のIFRS対応済み決算発表が楽しみだからです。え?利益は従来どおり出るから問題ないし、何が楽しみか分からない?
皆さん、お人よしですね。いいですか、上記の例で考えてみてください。売り上げが、小さくなりますね。中抜き率(≠ピンハネ率は誤用)が大きいほど縮小率が小さくなります。IFRS適用の前後で比較すれば、「アクドイ率」として単純評価することすら可能ではないでしょうか。(ただし市況の変化が小さい場合)
中抜き率だけがアクドさではありませんね。わずか数万円の利益だけかすめとる会社を5社も6社も間にはさむのが、関連会社みんなで売り上げを5倍6倍にする魔法の杖だということでもありますから。
そんなことはもうみんなにバレバレで売り上げだけ高くてもまともな銀行さんは融資してくれるわけないと思うのですが。
これは「関連会社を通した取引でお願いします」というどこの業界でもみられるパターンだと考えることもできますので、
経済国家運営では当たり前の
上げ底経済
の本質ということかもしれませんが。
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個人的には、テレビのバラエティ番組などで溢れる
年商10億円
とかいうのも排除してほしいですね。