昔、古文(古典日本語)の教師が、言ってたことを思い出します。
日本の中世の末法思想というのは、
ようするに今風に言えば(20世紀末当時)
世紀末ブームみたいなもので
インゲンというのは古今東西
この世の終わりを
気にしてばかりいるのですヨ
マッポウ・マッセですな。
でまぁ、涅槃も俗世にまみれて変化してしまい、
極楽浄土が
現世に出現する
なんていうなんとも皮肉な意味に変化してしまっています。
死んでしまえば涅槃に行ける
という思想も、余命少なくなれば悪くない考え方ではあります。
死後の世界はすばらしい
と丹波哲郎先生はよく騙っておられました。
さて、「死なない人類の世紀」の始まりを予想するごみためでは、
涅槃が現世に出現する
という嘘から出たマコトが実現する日も近いのではないかとにらんでいます。
子供のころにサイバーパンクに触れたような人ならみなそうだとおもうのですが、
映画Matrixの発電所こそ
多くのインゲンの望む
涅槃の実装例ではないのか
違うんでしょうか?あれはインゲンの肉体の扱いがちょっとアレだったので、ナニだっただけのことで、実際問題、脳と脊髄だけ生かしてくれれば充分ではないでしょうか。
五体満足な人には分からないでしょうが、病気のある人、体の自由が利かない人、お年寄りにとってみれば、あれほどすばらしい涅槃はないのです。
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とまぁ、インゲンは
実現しそうで実現しないウッフ~ンな涅槃
を追い求め続けるナマモノなのでしょう。何千年経ってもたぶん同じことの繰り返しです。