今どきの全自動風呂でも同じだとおもうんですね。
浴槽や、ユニットバスの断熱性能が向上している分は差し引いても。
全自動じゃないフロの場合、以下の様なシーケンスになります。この際シャワーは忘れてください。
水を張る
沸かす
1人目入る
冷める
2人目ちょっと追い炊きして入る
冷める・・・
n人目ちょっと追い炊きして入る
・・・
全自動の場合、以下のようなシーケンスになったように見えます。
湯を張る
1人目入る
冷めない
2人目入る
冷めない・・・
n人目入る
・・・
ポイントは「冷めない」部分ですね。全自動なので、冷めた分を勝手に追い炊きしてくれるわけです。
貯湯タンクがある場合は、微妙に違うかもしれませんが・・・
で、全自動であろうが五右衛門風呂であろうが燃料代を節約するためにすべきことはただ一つで、
n-1人目とn人目の間の時間を短くする
これだけです。それ以外に節約することはできません。
まれに、
全自動機能をオフにして
追い炊きしたほうが省エネ
と主張する人がいますが、それは釜の特性による差を確認できた場合のみ有効でしょう。
つまり
ちまちま追い炊き=保温するよりも
まとめて追い炊きした方が燃焼効率が高くなる
そういう釜であれば成り立つということです。あるいは湯が冷める温度は気温などの条件によってわりとサチりやすいので、それを考慮すれば完全に冷める時間を超える場合はまとめて追い炊きした方が必ず効率は良くなるでしょう。
しかしながら、いずれにしても、手動で追い炊きするのと同じことなのです。
たとえば、
夕方に子供らが入浴し、
全自動ONのまま深夜のパパさんの帰宅まで放置
そんな使い方がもっとも燃料代がかかるということです。完全に冷めるならいったん全自動オフにした方がよいでしょう。
また、うっかりママさんの
朝、洗濯に残り湯を使おうと思ったら、
全自動ONのままで湯温40℃だった
みたいなことが愚の骨頂であることは言うまでもありません。
もしかするといつも非難している娘の朝シャン10回分くらい無駄になるんじゃないですかね。
というようなことは自然と身につく知識だと思うのですが、どうして通じないんですかね。
何十年も前に、
はよフロ入りや~
さめるで~ガスもったいないで~
と言われてもなかなか入らなかった皆さんは、いまだに全自動で同じ轍にはまっているわけです。
いじょ。
(子供の頃は風呂湧いたら混ぜる係だったごみためまん=湯温調整も兼務、というか季節に合わせて絶妙のタイミングでガスをオフにする係も兼務)