どこにでもある参入障壁

既得権益を批判する人を見かけるといつも思い出すことがあります。

どんな仕事でもチームを構成する限り、ローカルルールや、謎ルールがあります。

会社や組織が定めた公式ルールだけでなく、公式なルールから逸脱した俺俺ルールも多いです。

偉い人が通りすがるまで、お山の大将が好き勝手にマイルールを押し付けているのもよくあることです。

管理職の権限が曖昧な末端で目立つ問題ですが、上層部からは見えない問題だったりします。

チームに新参者が加わるとローカルルールが問題になります。

クセの強いローカルルールは新参者にとってはただの参入障壁です。

そのルールに客観的な妥当性が少ない場合、新参者からみれば、既存のチームメンバーは既得権益を守っているようにしか見えません。

新参者が来るということは業務が拡大しているか、拡大させようとしているわけですから参入障壁を低く保つのが正しい姿勢のような気がします。

妥当性のないルールや、由来のよくわからないローカルルールを炙り出す良い機会ととらえられないものでしょうかね。