不連続シリーズチンダイロジック番外編・クロスの使い方

最近は廃れたものも多いですが、チンダイロジックでは、数々の謎タームが使われます。

イノセントな人々を騙して謎タームシンパを増やすので、方言普及マシーンと呼べるかもしれません。

今日は「クロス」の使い方に対する違和感について書きます。

チンダイロジックでは、時間的な順序や、逆順に並ぶことを、クロスと呼びます。

例えば、あるイベントの属性値として開始日時と終了日時があるとして、開始日時が終了日時よりも後になっている様子を指して、

・日時の範囲がクロスしている

と表現しやがります。

ごみため的には何がクロスしているのかピンと来ない気がするのですが、チンダイロジックでは、これを直感的でわかりやすいと言います。

・開始日時と終了日時の順序がおかしい、矛盾している

という表現より「クロスしている」の方が分かりやすいというのは方言依存症のような気がします。

チンダイロジックでは、「短く書けること」に異様な重点を置くので、いくら普通の言い方を説いても無駄なのです。

次は、バグの調査において処理の実行順序が想定とは逆順になっているときに使われるものです。設計時のものと実際の動作時のものと2つシーケンス図を示して、「クロスシーケンス」「シーケンスがクロスしている」などとほざきやがります。

これについては何がクロスしていると主張しているかは、図示された2つのシーケンス図をみれば分かります。

ただし、補助線として交差する2本の矢印を描いていれば、という前提が必要ですが。

逆に言えば、報告者が描いた矢印がクロスしているだけであり、シーケンスがクロスしているわけでは決してありません。

それをもって、該当事象をクロスシーケンスと呼ぶのは本末転倒?自作自演?のような気がします。

最後に余録です。

クロスシーケンスについてはこの10年くらいで一気に衰退した気がします。特にFFBEの果たした成果と言えるかもしれません。どんなゲームかは知りませんが。

順序のクロスについては根深いようです。シンパも多く、反発も大きそうです。そもそもごみためでも繰り返ししてきしているように、世間では昇順・降順、大なり・小なり、が通じなくなって久しいです。この辺の欠落を埋めつつ、レビューアなどのエロイ人から指摘を受けないようにするためにも「順序がクロス」というタームは便利なのかもしれないと推測しています。開始日時と終了日時には昇順に並ぶという制約条件があるということを、「必要条件」「十分条件」という高校レベルの数学知識の前提なしで表現できないのは致し方ないのかもしれません。