不定期ウィークリィFYIドコドコ大魔王対策

家族連れでショッピングモールやデパートで起こりがちのトラブルが、ドコドコ大魔王です。

はぐれた人がスマホで「ドコ?ドコにいるの?」と言い始めると始まるイザコザです。

今時は誰でもスマホを持ち歩いているためか、ランデブーポイントを決めておくという基本が蔑ろにされるのかもしれません。

みんなが同時に移動しながら合流する、というのはわりと難しいタスクです。

結局は、ドコドコ言い出しっぺを、他のみんなで待つという状況になります。
で、最後に合流した人は、なぜが怒りながら到着します.

「こんなとこで、待ってのー?分かるわけないじゃん!」

うまく合流できてもこんな結果ですから、なかなか合流に、成功しない場合は電話やビデオ通話でもめだします。

「さっきxxに居るって言ったから、来たのに、いないじゃん?なんで移動したの?ドコ?ドコにいるの?」

『そこで待ってて』『合流したい』と言われていないのですから、好きに移動するのは自由ですよね?

お分かりでしょうか?「ドコドコ大魔王」のクセの悪さは、相手の居場所を聞いている体裁で合流したいたいとはっきり言わない点にあります。

この手の癖の悪い人は中学高校大学でもいろいろやらかしているわけですが、先にも書いたように、「居場所をちゃんと伝えない方が悪い」という誤った学習を繰り返しています。
つまり、自分は悪くないというのです。

この主張には矛盾があります。
・居場所を伝えない方がわるい
・相手の居場所を聞くばかりで、自分の居場所を言わない方が悪い

当たり前のことですが、スムースな合流のためには、各々が自分の居場所を相手に共有する必要があります。
数学的な中間点ではなく、妥当な合流場所の合意を得るには必須です。

というわけで、イーオンで電話に怒鳴っている若い奥さんに対する助言は以下のとおりです。

・「ドコドコ」と聞くのをやめましょう
・「今xxに居て、次にyyしたいから、ドコかで合流しない?」と聞きましょう。

電話でいきなり「ドコにいるの!?」と怒鳴られて逆ギレしそうな若い旦那さんに対する助言は以下のとおりです。

・「ドコドコ」と聞かれて、「ドコドコ」と聞き返すのはやめましょう
・「今xxに居て、次にyyしたいから、ドコかで合流しない?」と聞きましょう。

お分かりでしょうか?ほとんどの交通事故と同じく、この問題は「阿呆と馬鹿の出会い頭」で発生します。

交差点の出会い頭の衝突事故は、どちらかのドライバーが一時停止すれば発生しません。
一時停止の標識があるかないかは関係ありません。事故を防ぐには、すべての交差点で一時停止するだけで良いのです。

同じように、ドコドコ大魔王に対して、「自分の居場所を先に言え!」と叫んでも喧嘩になるだけなのです。
行うべきはとにかく自分の居場所を先に言うことです。次の目的地も必要です。

最後にもう一度書いておきますが、本来は別行動を開始する前にランデブーポイントと待ち合わせ時間「時刻」を決めておくのが原則です。
それ以外で時間を有効に使いつつ後で合流することは出来ません。

上記の助言は、そんな基本的な事を分からず電話で怒鳴りらちらして平和な週末の雰囲気を壊す困った人たちに対するものです。