江戸時代の日本はコメ本位制でした。
往時を舞台にした映画が公開されていて、まあまあガラガラだったので劇場で観てみました。
ネタバレになりますが、後半は江戸時代版「プロジェクトハミングバード」ぽい展開です。
ただ、こちらは純粋な裁定取引によるさやとりです。
あちらの映画のストーリーではぼやかしていますがオマハの賢人の(会社の)注文をフロントランニング風に先取りしてサヤを抜く手法とごみためでは理解しています。まあまあエグくて、正義は感じられませんでした。、
余録菩薩:
ニポジン特有のエンドロールを最後まで眺める習わしに従っていると、渡辺裕之氏の遺作だという話を二つ前の列のオサーンが言い出しました。
その話に感心していると、、、
オサーン:この話、難しくなかったですか?
オサーン:実際の当時の堂島の米会所には屋根が無かったんです。
我々は零細個人投機家なので、アービトラージの話は難しくなかったです。パンピーはどうでしょうね?そもそも観客が10人くらいだったので。。。
ごみためが聞いたわけでは無いですが、オサーンは、終わってしまったコメの先物取引所の関係者とかで、悔しそうに話していました。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASP863Q6XP84PLFA00G.html
ごみためは、ラニーの杉村商店か何かで聞いて知っていましたが。
農水省が引導を渡したことについての恨み節もあるかと思います。
コメの価格を市場機能で決めることができれば、ノーキョー・ゼンノーの利権を一つ潰せたかもしれないのに。
本来の商品先物は生産者の保護のためにあります。
その辺の裏事情は元農水省のお役人がうまいこと説明しています。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASP863TV1P86PLFA001.html?iref=sp_extlink