リケンの二の矢、三の矢を期待して待つ

半年くらい前に見つけた動画で、ネタにするのをさぼっていました。

光量子コンピュータ古澤=ザファーストQテレポーター氏が、究極奥義ちゃんと理解はしていないんですけど」を携えて、語っていました。

私は1996年からCaltechに行って、QUICプロジェクトという量子コンピュータのアメリカのプロジェクトに参加した

そこにJohn Preskill先生という先生がいて誤り訂正の研究をしていた

彼は専門は量子宇宙論の先生で、Haking先生の友達なんですよ

じゃぁなんで量子宇宙論の人が量子コンピュータをやっているかというと

ビッグバンの前は宇宙は一つの量子だったみたいで

その後もユニタリに発展している
つまり外界がないわけですよね
外界がない場合にデコヒーレンスはどういうふうにして起きるんだろうという大問題があるんだと思う
多分Johnたちは宇宙全体としてはデコヒーレンスは起きてないので可逆で元に戻るという発想で誤り訂正を考え始めたのかなと

誤り訂正の人はその後量子宇宙論から重力理論などに行って

エンタングルメント(量子もつれ)は重力を騙るうえではなくてはならないものになってきていて

さらにいうと我々がやっている量子コンピュータのリソースとしてのクラスタ状態は複雑な量子もつれ状態

それと量子重力理論はほとんど1対1対応

ビッグバンの前が量子1個という話はどこかで見聞きした気がします。

ただ、以下の1文はしびれました。

宇宙全体としてはデコヒーレンスは起きてないので可逆で元に戻るという発想で誤り訂正を考え始めたのかな

ようするに、「アッチの世界」では時間は可逆ということですよね。

ちなみに、右端の中村氏は、センター長、古澤=Qテレポータ氏は、副センター長だそうです。

量子コンピュータ研究センター | 理化学研究所 (riken.jp)