人に仕事をさせる難しさ

催促することを、フォローする、と表現するのがデフォルトの業界では関係ないかもしれません。

インゲンが相手の場合、催促し続けると催促先の周辺で、問題解決が図られるという副次的効果により、目的が達成されることがあります。

問題は、chatなGPT氏のような相手だとそうは行かないということです。

くり返しダメ出しをして、正しい答えが得られる時もありますが、いくつかのパターンの回答を、ぐるぐる繰り返すだけの場合もあるようです。
例外は追加情報を提供した場合です。
あるいは、どんな追加情報があれば回答が変わるかをchatなGPT氏自身に聞くのもありです。
この点、仕事が早いインゲンの同僚や外注先なら、不足している情報、怪しい情報について、自発的に聞いてくれます。

CQDを意識している、相対的にまともな人や法人なら。

それで気づいたことがあります。chatなGPT氏に対して、こんな反応をしている人のことです。
あんなものは役に立たない、クソだ!

世の中にはAIチャットGoogle先生の代替だと信じて疑わない人がたくさんいます。
そういう人は自分の名前や事実問題について質問をしたりします。

一方でAI専門家が動画などて示す実例はこんな感じです。
自分の過去の発言を引用して、「この発言をした人物になったつもりでxxxについて語ってください」といった具合です。比較的バズった動画でそうやって示していても、それを理解するどころか、真似すらできない人が多いようです。

真似できない理由は、いくつかあります。
まず、自身の言葉で書いた、まとまった文章を持っていないことです。
加えて、有象無象のAIチャットとchat GPTの区別(さらにGPT-4にカネを払うことの違い)を、つけられないことです。

プロンプトエンジニアリング〜」と受け売りしている人も大して変わりません。

○◇○
ナマミのインゲンに仕事をさせるコツと、AI活用のコツが近づいて来たのだと思います。

役に立たないと喚く人は、人に仕事を任せられないタイプということですね。
作業者であっても、弟子やアシスタントを上手に遣うタイプがいます。
ひたすら手足として利用するだけだったり、言語化しにくいノウハウを伝授したり。
作業者にとって管理監督は自分の仕事ではないので、普段はあえて作業者に徹している面もあります。
日々のノルマもありますから。
ですので仕事ぶりだけで、指導者としての能力を見分けるのは難しい気がします。

見習いやAIに「役立たず!」と叫んだり陰でけなす人は、一発で見分けられます。
そこにはほんの少しの相関がありそうです。